監督は、ニュージーランド出身のヒース・カズンズ。
約5年間をかけて制作された『DOGLEGS』は、海外のドキュメンタリー部門最優秀監督賞など受賞し、逆輸入の形で2016年1月9日より公開中。
以前より「ドック・レッグス」を何度か観戦しに行った際に、ドキュメンタリースタッフからインタビューも受け、映像出演許可書にもサインした(本名で)蛸ちゃん先生は、どう見たのでしょうか? そしてスクリーンデビューは出来たのでしょうか!?
障害者プロレス・ドキュメンタリー映画『DOGLEGS』を観に行ってきた!!
まず障害者プロレス団体「ドッグ・レッグス」とは、現在アニメ・ゲームのシナリオライターで大活躍の北島行徳(きたじま・のりゆき)が、1991年に旗揚げしたプロレス団体で、リングネームは"アンチテーゼ北島"。
このアンチテーゼ北島に対抗し約20年の長きに渡り戦っている選手が、軽度の脳性麻痺を持つ"サンボ慎太郎"なのですが、

映画の冒頭、彼が務めている清掃会社での作業の様子や、若き日のアンチテーゼ北島と戦う様子を経ての、暗闇から浮かび上がる、もう若くないサンボ慎太郎がリングに登場するさまは
胸がぎーーんとするくらい、カッコいいのでした!
そして、もう一人の主役と言っていい愛人(ラマン)選手とその家族。

愛人(ラマン)選手は、女装癖があるレスラーで脳性麻痺の症状を和らげるために飲んでいたアルコールで重度のアル中に。
この愛人(ラマン)選手の妻、ミセスラマン選手(超いい音のローキックする人)と、息子のプチラマン選手がリングに上がっての夫婦、親子同士のどつきあいやら、愛人(ラマン)選手の介護士で"鬱とガンに闘う男"中嶋選手の日常から闘いまで、そしてサンボ慎太郎の淡い恋模様まで描かれた日にゃあ
とにもかくにも、とにもかくにも「ドッグ・レッグス」一家の様子が今後も気になって
しょうがなくなるとです!!
他にも、「ドッグ・レッグス」で8歳の時にリングデビューした『みちのくプロレス』のフジタ"Jr"ハヤト選手や、ken45°選手など登場しておりましたよ。
そしてですね、私がスクリーンデビューできたかどうかなのですが......
ばっさりカットされておりました。
...ホッとしたような、ちょっと残念なような...。
では、また次回にお会いしましょう!
※障害者表記は「DOGLEGS」ポスターに表記されていたので、そのまま使用しました。
蛸山めがね
マンガ家、イラストレーター 白夜書房『懸賞なび』に「懸賞ほう・れん・そう」と「懸賞あるある」連載中。
https://note.mu/octopoda8