>  > 真冬の青森県のアパートで66歳の夫が61歳の妻を新年早々殴り殺した動機はともかく
元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

真冬の青森県のアパートで66歳の夫が61歳の妻を新年早々殴り殺した動機はともかく

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青森県青森市のアパートで1月2日未明、妻を殴って死亡させたとして、66歳の夫が逮捕されました。逮捕されたのは、青森市旭町2丁目の無職・黒石則夫容疑者。警察の調べに対し黒石容疑者は「酒を飲んでけんかした後、寝ていた」と傷害の事実は認めているということです。


いかなる理由があろうとも手を出したらダメ


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写真はイメージです

 私の知り合いに、最近、青森県出身の彼女と同棲をはじめた者がいる。しかし、その知人、なぜか同棲を開始する直前になって突然、彼女のことが突如嫌になったらしく、今では毎日頭を抱え、同棲生活を憂いている。結構、陰で酷い悪口を言ったりもしている。

「金持ってへんのに、喘息もってんすよ~」とか、人として最低なことを口にしたりしている。

 そんな最低な彼であるが、彼ですら、女性に暴力は振るわない。私だって、嫁とケンカになれば口の悪さは同じようなものだが、それでも暴力は振るわない。というか、男が女に暴力を振るってはいけない。

 どのような経緯で悪い酒になったのかしらないが、正月である。普段なら、頭にくることも、「ま、正月だからよいか~」と和やか流せなかったのだろうか。

 どちらも60代。なぜ男は、そんな年齢に達してまで、妻に感情的になり、暴力など振るわなければならなかったのだ。

 男同士のケンカだったら、酒の酔いを言い訳に使えるが、女性に対しての暴力は、酒を言い訳にはできないぞ。今頃、男も酔いが冷め、心底、留置場で後悔しているであろうが、もう奥さんは亡くなってしまったのだ。どれだけ悔やんでも遅いではないか。

 かりに女性のほうに理由があったとしてもだ、妻に暴力を振るっている時点で、世間は男を悪者とみる。いくら男尊女卑の風潮がなくなりつつある昨今とはいっても、その点だけは変わらない。女性を守るのが、男のつとめであることに変わりはないのだ。

 なぜ、新年そうそうにこのような事件が起こってしまったのだろうか。実にやりきれないニュースである。




沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『死に体』を好評連載中。