AVメーカーに就職し、天国のような生活を送る

──渋谷選手の格闘技デビューはTHE OUTSIDERで、当時は"リアル刃牙"というニックネームでした。また「試合もケンカもやることは一緒」という渋谷選手の発言も印象的でしたが、やはり荒れた青春時代を送っていらっしゃったんでしょうか?
渋谷莉孔(以下、渋谷) いやぁ、大人に入ってからしかケンカってしたことないですけどね。
──大人に入ってからしか(笑)。
渋谷 そうですね。高校入って、そして......(ピー)※編集部自主規制
──(爆笑)。えっと、それはおいといて....ではその後、どんなお仕事に就かれたんですか?
渋谷 周囲には詐欺に手を染めたり実刑を受けた人もいたんですが、自分はAVの会社に就職しました。これから伸びると予想して、「プレステージ」というメーカーに18歳で入ったんです。
──えっ、プレステージ!?
渋谷 「この会社、絶対イケるな」と思って。AV業界に限らずイケそうな業界をリサーチしたんです。色々調べた結果、入った会社がまさに正解でした。
──いいですね! 僕、AVはプレステージしか観ないくらいなんです。
渋谷 今、あそこはどういう感じなんですか?
──まさに、"美少女メーカー"ですね。素人ものだったらプレステージ、という
渋谷 自分が入る前は赤字続きだったんですけど、入った後はバンバン上がっていって、すごいいい時期を過ごさせていただきました。
──ぶっちゃけ、お給料は良かったんですか?
渋谷 本当に良かったですねぇ。月に200~300万円くらい手元に入ってました。あの頃は経理もいなかったんで、領収書を持っていけばOKみたいな。
──金券みたいですね(笑)。
渋谷 金券みたいです。なんでも、みたいな(笑)。あの頃は、社員も5人くらいだったんで。
──会社では、どういう仕事をしていたんですか?
渋谷 監督もたまにやりましたが、だいたいはアシスタントだったり、もしくはアシスタントすらしなかったですね。机に座ってるだけみたいな。