>  > 食い違う供述 新彼を刺殺された元妻とDV野郎の元夫、どちらの言い分を信じるべき!?
元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

食い違う供述 新彼を刺殺された元妻とDV野郎の元夫、どちらの言い分を信じるべき!?

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1月3日、神奈川県横浜市のアパートで、この部屋に住む男性をサバイバルナイフで刺したという容疑で土木作業員の竹下主税(ちから)容疑者(32)が現行犯逮捕されました。警察によれば、竹下容疑者は、自分が別れた元妻と交際していた男性を、刃渡りおよそ15センチのサバイバルナイフで刺したとのことです。竹下容疑者は犯行の動機について、「元妻との子どもに、男性が手をあげた」などと供述していますが、元妻は「(被害者男性が)子供に手を上げたことはない」「去年11月に離婚するまで、竹下容疑者から自分がDV被害を受けていた」と話しています。


本当に子供のことを思った行動だったのか


okita_news_20160107_01.jpg写真はイメージです

 刃渡りおよそ15センチのサバイバルナイフとは、これまたえらく物騒な凶器である。

 竹下容疑者は「子供に手をあげられ腹を立てた」などと、いかにももっともらしい大義名分の錦の御旗を掲げているが、決してそれだけではないだろう。やはりそこには元妻への未練や執着、そして被害者への憎悪が宿っていたのではないだろうか。でなければ、一般常識として、緊急性のある子供の保護を優先するはずである。しかるべき機関に通報するなり、他の策を講じるなりしたはずである。それをいきなりサバイバルナイフだ。

 本人は、子供のためと思っているかもしれないが、子供は、「お父さん、悪いオジサンをやっつけてありがとう!」と思っていると思うか。絶対、思っていないと思うぞ。それどころか、恨んでる可能性だってあるんじゃないか。

 人間だから、元妻にも子供たちにも未練があったかもしれない。というか、あって当然である。でも、本当に子供たちのことを思うのであれば、どんなに頭を下げたくない相手であったとしても、自分の感情を殺して、「どうか子供たちのことを、よろしくお願いします」と言ってこそ男じゃないか。

 口でいうほど簡単に出来ることじゃないことは分かっている。私ならできぬであろう。でも子供たちのこと、別れた妻のことを本当に思うのであれば、それをしなくちゃいけない時だってあると思うぞ。その上で、子供たちに虐待をするようなヤツであれば、畳んで四つにしてしまえばよいのだ。

 気持ちとして、わからんでもない。だけど、子供たちのことを思うなら、陰ながら幸せを祈ってやるべきだった。

 これで多分、子供たちとは、一生会わせてもらえないと思うぞ。サバイバルナイフにすべての憎悪をこめ、竹下の手にしたモノはなんだったのか。




沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『死に体』を好評連載中。