>  > THE OUTSIDER大田区総合体育館SPECIAL 熱戦リポートPART4
堀鉄平,キム・ウォンギ,朝倉海,クァク・ジョンヒョン,伊澤寿人,キ・ウォンビン,渡辺竜也,ユ・ジェナム, Ryo,キム・ギョンピョ,啓之輔,黒石高大

THE OUTSIDER大田区総合体育館SPECIAL 熱戦リポートPART4

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「THE OUTSIDER 大田区総合体育館 SPECIAL」(12月13日)熱戦リポートも、この第4弾で最後。今回は「THE OUTSIDER」と韓国の総合格闘技団体「ROAD FC」による対抗戦黒石高大引退試合の2本立てでお送りする。先の前田日明総帥インタビューにおける「韓国人は基礎体力がバッチリ」という発言は記憶に新しいが、果たして日本人選手の技術は通用したのだろうか? そして、黒石高大の散りざまにも注目である。(取材/文=寺西ジャジューカ)

roadfc1219_01.jpg

韓国ROAD FCの精鋭たち

 OUTSIDER―ROAD FC対抗戦が始まる直前、リング上で両陣営選手全員が参加しての入場式が行われた。場内には韓国、日本の順番で国歌が流れている。

 そして、対抗戦1試合目に上がる2選手がそのままリング上で準備に入る。OUTSIDERチームの一番手は、"法曹界の最強戦士"堀鉄平。他の4選手が堀を抱き寄せ、激励してからリングを降りる姿が印象的であった。いざ、開戦!


第31試合法曹界の最強戦士堀鉄平vs.ウォンギパパキム・ウォンギ


roadfc1219_31_01.jpg

roadfc1219_31_02.jpg

roadfc1219_31_03.jpg

roadfc1219_31_04.jpg

roadfc1219_31_05.jpg

 果敢に攻めるキムに対し、距離をとりながらジリジリと圧力をかけていく堀。隙を突いて堀が組み付き倒そうとするも、足腰が強く、なかなか倒れないキム。めげずに懸命に倒した堀がグランドでバックを取るも、いつの間にかキムが上になってしまっている。下になり、懸命にスイープを試みる堀。このまま、1Rが終了。

 2R、キムの蹴り足を取ってタックルに入る堀。前田総帥の言うように、日本勢の方が技術レベルは高そうだ。しかしキムは体幹が強く、なんだかんだで上のポジションになってしまう。残り数秒の土壇場で堀がキムの腕を取りかけたが、ここで惜しくもタイムアップ。フィジカルで勝るキムが判定勝利をもぎ獲った。

roadfc1219_31_06.jpg

roadfc1219_31_07.jpg

●堀鉄平(判定0―3)キム・ウォンギ◯


第32試合朝倉弟・エンペラースコーピオン朝倉海vs.突撃隊長クァク・ジョンヒョン


the_1219_32_01.jpg

the_1219_32_02.jpg

the_1219_32_03.jpg

the_1219_32_04.jpg

the_1219_32_05.jpg

the_1219_32_06.jpg

the_1219_32_07.jpg

the_1219_32_08.jpg

the_1219_32_09.jpg

the_1219_32_10.jpg

 OUTSIDERチームが初戦を落としただけに、会場中が朝倉にかける期待が凄い。「海、行けるぞー!」という声が、客席のあちこちから飛び交う。

 試合が始まるや、飛び蹴りなどトリッキーな動きを見せる朝倉。蹴り足を取られても、足腰の強さでテイクダウンを許さない。乱打戦の中、頻繁に朝倉が見せるボディブローも通好みだ。冗談抜きで、かつてのセルゲイ・ハリトーノフを髣髴とさせる。しかも、距離がわずかでもできると飛び膝を叩き込む躍動感がインパクト大で、見てる側は惚れ惚れせざるを得ない。ジョンヒョンの顔を見ると......明らかに困惑している。この展開に、客席からは「強ぇーな......」とため息混じりの感嘆が漏れ出す。しかも、ジョンヒョンが再三狙うタックルは全て切り続けているのだ。

 スタンドの展開は続き、ジョンヒョンが踏み込んだのとドンピシャのタイミングで左フックを合わせる朝倉。明らかに命中した音が会場中にこだまし、ジョンヒョンは前のめりに倒れていく。客が呆気にとられたまま試合が決まるのも、朝倉兄弟の勝ち方の特徴である。

 菊地成孔氏は朝倉兄弟について「デビュー時の山本KIDのような勝ち方をする」と評していたが、個人的には若い頃の辰吉丈一郎の姿がフラッシュバックした。疾風のようだったのだ。

the_1219_32_11.jpg

◯朝倉海(1R 4:04 KO)クァク・ジョンヒョン●