先のリングスCEO・前田日明総帥インタビューを始めとし、R-ZONEでも熱烈プッシュしてきた「THE OUTSIDER 大田区総合体育館 SPECIAL」が、ついに12月13日に開催された。韓国の総合格闘技団体「ROAD FC」との対抗戦、黒石高大選手と麦わらのユウタ選手の引退試合など、見どころ満載の今大会へは当然我々も馳せ参じ、その熱い闘い模様をしっかり目の当たりにしている。計36試合、8時間以上のロング興行となったこの日の熱闘を、R-ZONEでは本日より数回に分けダイジェスト的にお送りしていく。是非とも皆さまにもご堪能いただき、会場の熱気と選手の生き様を夢想していただきたいと思う。
Watch out! Here Comes Trouble. (取材/文=寺西ジャジューカ)
第1試合無心の龍神カツシvs.讃岐の守護神裕貴
アウトサイダーのDVDを観て総合格闘技を始めたというカツシと、バックボーンにボクシングがあり「寝技は全くできない」と公言する裕貴が対決。1R、カツシのローキックに裕貴がパンチを合わせる展開が続くも、ラウンド終了間際、コーナーに詰めたカツシが右フックを決めて、攻勢を印象づける。
2Rも圧力をかけて前に出るカツシだが、裕貴もテイクダウンを奪って反撃。そのまま両者決め手を欠き、タイムアップ。判定はドローとなった。
第1試合 △カツシ(判定ドロー)裕貴△
第2試合埼玉三郷弱肉強食百烈拳樋高俊介vs.佐藤流格闘術ポテトヘッド
ゴングが鳴るや、突進して右フックを決めるポテトヘッド。その後もテイクダウンを奪うなどポテトヘッドの攻勢は続き、樋高のアンクルを極めた状態のまま1Rは終了。
2Rになると樋高のエンジンがかかったか、ポテトヘッドをコーナーに詰めてパンチ連打。反撃に打って出たポテトヘッドにカウンターの右フックを決めて、KO勝ち。
試合後、マイクを持った樋高は「次からは3連勝して、ランキング戦をやらせてもらおうと思います」と宣言した。
◯樋高俊介(2R 0:36 KO)ポテトヘッド●