伝説のマンガ家・赤塚不二夫が生み出した名作ギャグマンガ『おそ松くん』(1962~67)が時空を越え『おそ松さん』としてTVアニメで蘇った! なぜか、もっぱら若い女性の心をわしづかみ、放送されるごとに人気上昇という『おそ松さん』の展覧会がアニメイト池袋本店で開催中とのこと。若い女性でごったがえす期間限定のこの展覧会に『わるいひとstyle』連載中の女性マンガ家・蛸山めがね先生が潜入してきました!
おそ松、恐るべし愛すべし

TVアニメ おそ松さん公式サイト(リンク)
ギャグ漫画家・赤塚不二夫先生生誕80周年記念のこの年にテレビ東京ほかで毎週月曜深夜1:35より絶賛放映中の『おそ松さん』。なんとなく昭和の『おそ松くん』を見た記憶があるくらいで、どんな感じでリメイク、リブートされるんだろうか?と軽い気持ちで初回放送を見てみたところ......、
これがすっごく面白くてですね! 身も心も昭和な『おそ松くん』が、平成の時代にどう人気を得ようかと画策しまくるというか、画策し過ぎちゃう内容で『●たの☆プリンスさまっ♪』や『花より●子』、『弱虫ペ●ル』はては『進撃の巨●』など、これでもかとばかりにパロディネタが盛り込まれていてゲラゲラ笑って見ていたのですが、直後にこの「第一話 復活!おそ松くん」が発売予定のブルーレイ&DVD第一巻に未収録になることが決定し(ま、そうだよね)、ますます『おそ松さん』の本放送が見逃せなくなっていた今日この頃、11月21~30日までアニメイト池袋本店(東京・豊島区)で"おそ松さんミュージアム"が 開催されいてる(現在は終了)ということを知り、これまた軽い気持ちで池袋アニメイトに行ったわけですが────


えええ~!? 今日はもう入場できないという事実にうろたえながら、店員さんにミュージアムの観覧方法を尋ねると、
「明日の朝9時までに、ミュージアム観覧抽選券(整理券ではなく!)を配布するので並んで下さい」
で、指もかじかむ寒さの次の日の朝8時、再びアニメイト池袋本店を訪れたわけです。

すでに店頭には熱心な女性ファンの姿がチラホラ。
「朝8時からとは気合い入ってるなあ~、でも意外と行列、落ち着いてたな~」なんて思いながら並んでみると、この行列、アニメイト店内の1階から8階までずーっと続いていたのでありました。

......こんなかんじで、ずっーーと8階まで歩いて上っていくと、とうとう抽選会場へ。
待っている時間が長かったせいか、妙に緊張しながら抽選に望みます。

ありがたいことに抽選に当たりまして、念願のミュージアムに入れる時間は17時40分。17時40分!?(現在の時刻は朝10時......)
入場までの長い長ぁ~~い時間をブラブラしながらスマホでネットなぞ見ていたら、早くも入場券にプレミアつけて転売する人や、入場券を譲って欲しい人の悲鳴のようなツィートがあふれていて、あらためて人気過熱アニメのなせる地獄絵図社会現象をまざまざと見せつけられた思いがしたのでした。