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元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

小学校2年生を受け持つ教師が深夜、教え子の家に忍び込んで見ようとしたモノとは?

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元教え子の少女の家の庭に無断で侵入した容疑で、熊本市の小学校教諭 宮尾聖悟容疑者(49)が逮捕されました。不審に思った少女の父親が声を掛けたところ、逃走しましたが、父親が宮尾容疑者を覚えていたことから特定に至りました。宮尾容疑者は「過去に何度か家に行き、のぞいたことはあるが、この日は私ではない」と容疑を否認しているということです。


「のぞき」には「向き、不向き」がある!?


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写真はイメージです

 いや、お前だろ!

「過去に何度か家に行き、覗いた事はあるが、この日は私ではない」って。もう一度言うぞ。お前やん!

 こんなのぞき野郎が小学校の教師をしていたのかと思うと、ゾッとさせられてしまうが、教え子だった少女の私生活をのぞいて、こやつは何を想像していたのであろうか。

 考えるだけでも、おぞましい。

 気の毒なのは、宮尾の親族である。宮尾自身は自業自得以外の何者でもないので、どんな汚名を着せられても仕方あるまいが、宮尾の親族は別だ。

 かりに嫁さんでもいてみろ。これだけ報道されてしまっているのだ。どんな顔をして、表に出られるというのだ。どうして、そういったことを少しは考えてやれなかったのか。

 歪んだ性欲という欲求に負けてしまっのであろうか。だとしてもだ。これだけ世の中が進歩しているのだぞ。宮尾の歪んだ性欲を満たしてくれる風俗だって探せばあったんじゃないのか。それとも小遣い制で、お金が足りなかったのかな......。

 どちらにしても、気持ち悪いし、言い訳も醜い。教師失格という以前に、宮尾の場合は、人間大失格である。

 ま、私とて、人のことを「失格!」とらく印を押せるような身分ではないが。過去に宮尾同様、「のぞき」に類するようなことをした経験もあるし......。

 ちょちょちょちょっと待て、焦るべからずである。心配するな、私に宮尾のような趣味はない。

 私の場合は、のぞきというより、見張りである。もちろん、少女なんて見張らない。ターゲットは、いつもむさっ苦しい男ばかりであった。

 もう随分と前に時効となっているので話すが、私も宮尾と同様、のぞきを行い、これまた宮尾と同様、相手にバレてしまった時の話をかいつまんで話していこうと思う。

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写真はイメージです

 男の名は、レンコン。悪い男である。

 さすが悪い男だけあって、レンコンは他の筋からも、ウォンテッドをかけられており、私がその任務についた時には、警戒心をバリバリ募らせまくっていた。

 そのおかげで、私の張り込みは、すぐにレンコンの知るところになってしまったのだが、それでもとある事情もあって、お構い無しに張り付いていると、何を血迷ったかこのレンコン、私を車で轢こうとしてきたのだ

 本当、間一髪とはまさにあの事をいうんじゃないだろうか。それで、アッタマに来てしまった私は、そのまま逃走を図ろうと企てたレンコンを追い掛け回し、ひっ捕えてしまったのだった。

 もちろん隠密に張り込んでいる者が正体を明かすのはご法度であるし、追い回して捕まえたりしてはいけないことは言うまでもない。すべての計画をオジャンにしてしまった私は、こっぴどく叱られてしまい(轢かれかけたというのに)、それ以降、二度とそういったミッションが回ってくることはなかった。

 ある意味、私も、少女のお父さんに発見されてしまった宮尾も、そういったプロジェクトに不向きなタイプなのかもしれない。宮尾と一緒にされるのは不本意だが......。




沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『死に体』を好評連載中。