>  > 日本版007? 新設される「国際テロ情報収集ユニット」はイスラム国からのテロやスパイを防げるのか?
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日本版007? 新設される「国際テロ情報収集ユニット」はイスラム国からのテロやスパイを防げるのか?

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これは映画の中の話ではない


 国際テロ情報収集ユニットに先立って、2004年に、国際情報統括官、国際情報官(第一~第四担当)、情報分析官が設置されている。特に、第二国際情報官が国際テロ情報の担当であったが、国際テロ情報ユニットが新たに新設される運びとなった。
 人員は20人。中東方面への情報収集強化という事で、アラビア語に堪能な職員や中東事情に精通した職員が人選され、ヨルダン等の大使館に派遣される。

 一見、007の様なスパイかな?と思いきや、各国の大使館に派遣するようでは、職員の存在がテロ組織から丸分かりであり、何をどうやって情報を収集するのか疑問である。
 日本の歴史では、情報収集と言えば、やはり、戦国時代の忍者が代表的である。彼らは、敵国等に侵入して情報収集する際は、町人や職人に成りすましたり、中には、敵国で家庭を築いて敵国の部下にまで成りすまして情報を集めていた。有名な陸軍中野スパイ学校でもあらゆる潜入方法を伝授していた。せっかく国際テロ情報収集ユニットを設置するなら、各国の大使館へ派遣するよりも、該当国にある日本の商社や旅行会社の社員にでもなりすましてもらった方がよりスパイチックでいいのではないだろうか。

 日本の情報機関には、これらの他に、防衛省情報本部、自衛隊防衛政策局調査課、陸上自衛隊中央情報隊、公安調査庁、内閣情報調査室等などいくつも存在している。こんなに情報機関があるにも関わらず、更に、国際テロ情報収集ユニットを新設しなければならないほど国際テロ問題は深刻化している。しかし、新設した職員たちを該当国の大使館に外交官待遇で派遣したところで、影でなければならない者に陽が当たりすぎる節もあって、テロ組織からは必要以上に警戒されるだけでいまいち役に立たないユニットに成り果ててしまうのではないだろうかと感じてならない。


(取材/文=筒ひとし)



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スパイとは気づかれてはいけない存在である(写真はイメージです)