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俺の、最後の獄中絵日記 第253回

あとどのくらい生きられるのか考えちゃうんだよネ

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前回までのあらすじ
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらい月形刑務所で服役中だった後藤武二郎は、ある日、たまたま目にした職業訓練募集の張り紙に深く考えず応募したところ、まさかの当選。住み慣れた北海道を離れ、九州は佐賀少年刑務所へ移ることになってしまった。

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就労支援

2013年(平成25年)9月18日

この刑務所では、"就労支援指導"ってのがあるらしい。
CAD12名のうち自所の人間2人と松本少刑から来た1名はすでに受講済みとのことで
残りの9名で指導を受けることとなった。
なんと月2回。
1回、1時間40分だ。
これなら作図の練習していたいところだけどね。
内容はというと、現代社会において、就職率はとか平均収入はとかの統計を見ながらのごくごく一般的なお話だ。
全国の最低賃金は九州が最下位で時給600円を超えているのは福岡のみ。
さすがに東京は800円を上回っているとか・・・。
ここは初犯の少年刑務所だから平均的に20代の収容者が多い。
まだまだやり直しがきく年齢だ。
真剣に就職先を探して自分の生きる道を見つけられたなら明るい未来も待っている。

そこへきて来年は50歳になってしまう俺は
あとどのくらい生きられるのかを考えた方が早い。
まじめに生きることを放棄するつもりはないが
ここの指導を真に受けてのんびりやっていたら、この先の人生になんの張り合いもないも同然だ。
おっと、だからって焦りは禁物だな。

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