>  > あなたの知らない世界シリーズ「拷問」第1回
R-ZONE版「学校では教えてくれない豆知識」

あなたの知らない世界シリーズ「拷問」第1回

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

本日から、全4回にわたっておくる「世界の拷問」シリーズ。太古の頃から、戦場や闇の世界、下手人の調査やはたまた現代の取調室の中でも(?)、相手を痛めつけ、自白させたり情報を聞き出したりする際に用いられる強行手段、拷問。今も世界のどこかで、誰かが苦悶に顔を歪めているのでしょうか・・・


日本国憲法が「絶対に」禁じている拷問

Streckbett.jpg

ヨーロッパの拷問台風景。出典:Wikipedia

 拷問とは、被害者の自由を奪ったうえで、精神的苦痛や肉体的苦痛を与えて加害者の要求に従わせる事である。被害者(対象者)が持つ情報を自白させるべく拷問を用いた歴史的事例も多い。

 現在、拷問は世界的に禁止されている。
 日本国憲法第38条第2項、刑事訴訟法第319条第1項では「公務員による拷問は絶対にこれを禁じ、且つ、拷問によって得られた自白は証拠として使えない」と定めている。日本国憲法が唯一「絶対に」と明言しているほどの厳重さである。

 しかし、SMと呼ばれる性的パラフィリア愛好家たちの間では、快楽拷問が盛んに繰り返され、世界的に厳格禁止されているとはいえ、彼らの間では拷問による新アイディア等が熱心に研究されてもいる。又、文化人類学的には「儀式性の高い殺害」も拷問の一種とされている。

 拷問それ自体の発祥時期は未解明領域だが、古くは、古代ギリシャ・ローマ時代にはもう既に拷問行為が存在していた。日本では奈良時代から拷問行為があった事が確認されており、杖打ちという、鞭打ちの様な拷問が日本拷問歴史のはじまりだとされている。
 人間の行為の中でも古い歴史を持つ拷問行為は、現在では世界的に強く禁止されているが、歴史の古さと熱心な拷問愛好家の存在を見ると、やはり、人間には拷問をするという要素がDNAに組み込まれているのではないか?とも感じられてしまう。

 拷問は、対象者を一定時間、一定の姿勢に拘束固定する事がよくある。例えば、両腕を縛って固定させてそのままにしておくとか。言えばただそれだけの事だが、実は、固定した部分の血液の流れがストップしてしまい、対象者に神経系の障害をもたらす大惨事に繋がるケースもある。それだけに、自白させたり要求に従わせたりするだけの威力や強制力が拷問にはあるわけだが、これから拷問を学ぼうという人は「なにをどこまでやったらヤバイ」というボーダーラインをしっかりと学んでおく事も大切である。「自白させる前に逝った」「要求に従う前に死亡させてしまった」のではせっかくの拷問の意味がないのである。