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日本の裏社会で今、なにが起ころうとしているのか?

キツネ目の男・宮崎学が予言「山口組の分裂騒動の行方はこっちだ!」

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勝つのは誰だ


──当初から銃弾よりも情報が飛び交っています。今後もそれが続くのでしょうか。

宮崎 それでは済まないでしょう。実際に、下部組織では小競り合いが続いているようです。10月6日には「神戸山口組」への移籍が原因と見られる関係者への射殺事件が起こり、18日には山口組系と神戸山口組系の組員による暴行事件で逮捕者が出ていますが、暴行事件はこれらだけではないとの情報もあります。

──これらの事件が、過去の山一抗争の時のように一気に抗争とならなかったのは、「使用者責任」の問題があるからと見られています。

宮崎 それは大きいですね。ひとたび抗争となれば、トップから二次団体の組長クラスまですべて「使用者責任」で逮捕できます。そうすれば、組織は機能しなくなります。これが警察の狙いなのです。

 しかし、現在も山口組と神戸山口組側双方で緊張が高まっているようですから、今後はわかりません。

 一方で、警察庁は各警察に「この際、ヤクザを徹底的に取り締まれ」とハッパをかけていると聞いています。「新頂上作戦」と言われていますが、連日のように山口組以外のヤクザも逮捕されています。分裂を好機として警察が「漁夫の利」を得ようと動いているのです。

──今まではできなかったことですね。

宮崎 警察は今回の分裂を千載一遇のチャンスと見ています。山口組以外の組織でも、一般人ならまず逮捕されない微罪で毎日のように逮捕者が出ていますが、明らかに税金の無駄遣いですね。

 江戸時代に今のヤクザの原型ができ、当時から戦後まではヤクザと警察(あるいは警察のような権力)は「持ちつ持たれつ」の関係が続いていました。そうした経緯を「なかったこと」にして、いじめているのはみっともないですね。

 この背景には、1992年の暴対法の施行から20年を経ても「暴力団」が存在することでアメリカから批判を受け、政府が焦っていることもあると思います。

 しかし、イタリアなど「結社罪」(マフィア組織を作っただけで処罰される法律)を定めている国家でもマフィアは消滅していません。

 もちろんマフィアとヤクザは根本的に異なりますが、弾圧が山口組の寡占化を進めてきたのです。警察にはその認識はないでしょうが。


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