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日本の裏社会で今、なにが起ころうとしているのか?

キツネ目の男・宮崎学が予言「山口組の分裂騒動の行方はこっちだ!」

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暴力団排除条例で罰せられるのは「国民」


──山口組は、原則としてメディアの取材を受けないことで知られています。

宮崎 それは五代目体制になってからです。それまでは抗争終結に際して記者会見をしたり、インタビューを受けることもありました。

 取材を原則受けないことにしたのは、いろいろな理由があると思いますが、内容でモメることがあるからでしょう。

「山口組組員」といっても考え方は人それぞれですから、メディアでの発言をめぐって「○○組長があんなことを言っていてケシカラン」などとなれば、ムダな対立も生んでしまいます。

──2011年10月には、六代目の司忍組長が産経新聞の取材に応じて話題になりました。東京都と沖縄県で暴排条例が施行されたことで、国内の都道府県すべてで暴排条例が出そろった時です。

宮崎 これには驚いた人も多かったと思います。

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産経west「6代目・司忍組長単独インタビュー」(リンク

 司組長は、このインタビューで「異様な時代が来たと感じている」とし、「やくざといえども、われわれもこの国の住人であり、社会の一員。昭和39年の第1次頂上作戦からこういうことをずっと経験しているが、暴力団排除条例はこれまでとは違う」と、当時から危機感を募らせていました。

 また、「われわれが法を犯して取り締まられるのは構わないが、われわれにも親がいれば子供もいる、親戚もいる、幼なじみもいる。こうした人たちとお茶を飲んだり、歓談したりするというだけでも周辺者とみなされかねないというのは、やくざは人ではないということなのだろう。しかも一般市民、善良な市民として生活しているそうした人たちがわれわれと同じ枠組みで処罰されるということに異常さを感じている」とも述べています。

 暴排条例の問題は、ここにあります。

 暴対法はヤクザを取り締まる法律ですが、暴排条例は、「ヤクザとつきあう市民」を罰するというものです。これではヤクザは市民としての生活ができなくなってしまいます。実際に、現在はそうなっていますね。

 インタビュー中の「われわれは任侠に生きる者として、人としての矜持をわきまえ、人の尊厳を守り、いかなる逆風であろうとも揺るぎのない信念で若い者たちを指導していくつもりだ」という言葉は、今回の「手紙」と共通しています。


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