「10分どん兵衛」とは、カップ麺「どん兵衛」にお湯を入れ、10分待って食べるというもの。「麺がのびるのでは?」「ツユがぬるくなるのでは?」と不安になるのだが、これが想像以上にオイシイと評判なのだ。いま話題沸騰の「10分どん兵衛」とは、いったいいかなる味なのか、本サイトで『わるいひとstyle』を好評連載中の蛸山めがね先生が試食してみた!
新しい「夜食テロ」誕生!
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ネットで話題の「10分どん兵衛」。もともとは毎週土曜日27~28時放送のTBSラジオ『東京ポッド許可局』で、パーソナリティのひとり・マキタスポーツさんが提案したもの。

『東京ポッド許可局』公式サイト(リンク)
この番組のヘビーリスナーでもある私も、他のリスナーがちらほら「10分どん兵衛」試しているツイートを見かけ我慢できず、早速試してみることにしました。

ノンかき揚げ状態の10分どん兵衛
ところが勢いあまって、マキタスポーツさんがあまり「10分どん兵衛」にオススメしていない「どん兵衛特盛かき揚げうどん」を買ってきてしまいました。ひとまず、かき揚げを外して10分待つことに──。
自分のtwitter(リンク)でも書いたのですが、ラジオで言っていたとおり日清のインスタント麺のポテンシャルの高さか、麺がお汁を吸ってふっくらでツヤツヤ! それなのに、麺が伸びている感じはゼロ。う~ん! ンマ~イ!
だがですね、その後『東京ポッド許可局』2015年11月15日放送の第137回「10分どん兵衛」の放送後記(リンク)を読んでいると......
途中1回だけ、蓋を開けて、「どうだい?」って。
箸を突っ込んで、グルっとひっくり返して。
それで10分近く待つと、
麺の表面がツヤツヤになって、
汁を含んでよりシコシコ感が増すんです!
との記述が!
それ、聴き忘れていたよ! ということで今度は間違えずに「どん兵衛きつねうどん」を買ってきて再度挑戦してみることに。

ちゃんと5分後にお汁も投入し、グルっと箸でひと回し。

ここで再度蓋をして、我慢のあと5分。

この5分のあいだに「ねこあつめ」して待つ私
はい。「10分どん兵衛」完成しました。

心なしか麺はお汁色に染まっていて、ふっくらでツヤツヤ。
そして、お揚げも汁を充分吸っていて、ひと噛みすると熱い汁がビシャアアーッッと口いっぱいに広がって、長く待ったのにぬるくもならず、ハフハフ言いながら、ものの数分で平らげてしまいました。
ふぅ、庶民の至福感ハンパないです!
ちなみに今年の夏に開催されたイベントでは、私も投票しに行った「どの料理の残り汁がうまいか!」を決める"汁総選挙"が行われたりと(ちなみに一位は、豚の生姜焼きの残り汁で、早速豚の生姜焼きの残り汁を卵でとじて炒ったものを、ご飯の上にのっけた"残り汁炒り卵丼"を作ってみました。当然美味)無理しない程度の食の冒険譚も盛りだくさんのラジオ番組『東京ポッド許可局』。みなさんもぜひ一度お聞きあれ。
(写真/文 蛸山めがね)