コカインアイドルに忠告

「高部あい 天使のKiss」(video maker/2008)
女優や声優など芸能界で活躍の場を広げていた現役アイドルの高部あい(27)がコカイン所持で逮捕されたニュースについてひとこと言わせていただくわ。
アイドルがコカイン!? ちょっと意外だったわね。
覚せい剤だったら「あらまぁ、シャブセックスにハマっちゃったのねぇ。芸能界こわいこわい〜」くらいの感想だけど、芸能人でコカインだなんて個人的には勝新以来の衝撃よ。
高部あいさんから「もうパンツははかない」レベルの名言が欲しいところね。

出典:meddic.jp
私は女王なので、SMと薬物の取り合わせについて考えてみたわ。
ケースバイケースなんてものも無く、とにかく私は「薬物ダメ!ゼッタイ!」派なの。
だいぶ昔になるけど、当時私が勤めていたSMクラブに現れたマゾの話をしようかしら。
彼からは「縄とか鞭とか要らないから、とにかくア○ルだけを調教して欲しい」との要望が。
事前のカウンセリングでそれを聞いたときには、既婚者で身体にプレイ痕が残るのがNGなのかしら...程度にしか思わなかったの。
実際にプレイがスタートし、1本...2本と少しずつ指を挿し入れ、マゾのア○ルを拡げていく。
そして私の拳が入りそうになった時、突如そのマゾがバッグから何やら小瓶を取り出し、自身の顔の前に持っていったのよ。
「お前!!なんでラッシュなんてキメてんのよ!」
茶色い小瓶を奪い、激怒する私。
当時はまだラッシュが違法では無かったので、怒鳴り散らす私を前に、悪びれる様子を一切見せないマゾ。
でもプレイに薬物を使用した時点で、SMが成立しなくなっちゃうわ。
もしそのまま続けていたら、私は女王ではなくただの『ア○ルでキメセクをしたい男性の快楽オペレーター』でしょ。
薬物を使用している人間は自分の快楽しか考えていないのだから、脳も肉体も使って関係性を築くSMには不向き。
脳を自分自身の快楽のみに支配された者が、女王の求めることを察知し、奉仕するなんて出来る訳が無い。
ドーピングを必要としている時点で、SMの才能に欠けるわね。
シラフでどれだけ自分の変態性をさらけ出せるか、いかにセックスファンタジーを具現化するか、それが重要なのよ。
それにSMプレイは気力も体力も激しく消耗するから、健康な肉体じゃないと無理。
ジャンキーお断り。
意外と健康的な世界よ、SMは。
まぁ、SMに限らず、セックスの際に薬物に頼るのはダッサイので止めておいたほうが良いと思うわ。
あ、勃起薬は別よ!
ソッチはむしろ大歓迎だわ、笑。
(文=イライザ・ロイヤル)

「嵐の宿題くん」(日本テレビ系)出演時より。ストレスたまってもダメ、ゼッタイ!
イライザ・ロイヤル 学生時代よりSMに興味を持ち、プライベートで個人奴隷を所有。現在はクラブでプレイをするかたわら、ショウ、DVD、TV出演など、女王として精力的に活動中。雑誌でのコラム連載や、パンクバンドを主宰し音楽活動に勤しむ等、活動は多岐に渡る。
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