>  > レディー・ガガ、うつ病を告白し「インターネットは憎悪に満ちた言葉に溢れたトイレそのもの」と警告

レディー・ガガ、うつ病を告白し「インターネットは憎悪に満ちた言葉に溢れたトイレそのもの」と警告

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レディー・ガガが警告するネット社会の危険性

 アメリカの音楽誌「ビルボード」の10月24日号で、トップアーティストであるレディー・ガガが、毎日うつ病や不安と闘っていることを告白している。

 ガガは、2012年に10代の若者たちを救うための非営利団体「ボーン・ディス・ウェイ財団」を設立しているが、携帯電話やインターネットを利用する若者たちが社会でますます孤立するようになっていることを懸念しており、若者がうつなどの病気や不安と戦っていることを挙げ、自身の経験から「私も生涯にわたり、うつ病や不安に苦しんできたし、今でも毎日、苦しんでいる。私はただ若者たちに、人間として感じるそういった深い苦しみは、普通のことなんだと知らせたいの。私たちはそんな風に生まれついたのよ。皆が皮相的でつながりがないというのは、現代社会の問題。これは人間的じゃないわ」と語った。
 そして「若者たちはネットで、憎悪に満ちたたくさんの言葉を読む。インターネットはトイレそのものよ。昔は素晴らしい情報源だったけど、今はいいものを探すのに苦労しなくてはならない」と、ネット社会を批判した。

 うつ病は精神疾患の代表的な病気であるが、日本においても患者数の増加が懸念されている。"現代病の一つ"とまで言う精神科専門の医師がいるほどだ。

 また最近では「新型うつ病」なるものが出てきている。一昔前のうつ病のように全ての活動において無気力になるのではなく、自分の趣味や好きな事に関しては病気を患っていない人と同じ、いやそれ以上に活動的なのに、自分のイヤな事になると急にうつ的な症状を表すというものだ。

 これは非常に大変である。筆者も、似た様な者と一緒に働いたことがあるが、いつも通りに仕事をこなし、仕事が終われば週に5日はフットサルに明け暮れていた同僚が、仕事において何かの問題に直面しその状況が悪化すると、いきなりゴミ箱を蹴って暴れ出したと思えば翌日から仕事を休み、次の日には無断欠勤。こちらから電話してみると「受診したら、躁うつ病だと診断され、仕事を休むように言われた。」ということだった。
 当然ながら、周りのスタッフからは理解が得られない。「あんなに元気だったのに、なんで!」「フットサルやパチンコなど、趣味は出来るのに仕事は出来ないっていうのかっ!」など批判が相次ぐ。
 そうはいっても、診断書がある限り出勤させるわけにはいかない。社会保険での傷病手当の手続きに入る。しかし、例え症状が改善されてきたとしても、一度そうなった職場に戻れるケースは少なく、結局のところ退職することを選択する。退職すればまだ良いのかもしれない。復帰し、また同じことを繰り返す場合もあるという。こういった症状を認めるための理解はまだまだ得られていないのが現状だ。

 今後、このような状況は改善される目途があるのだろうか。ハッキリと結論は出ていないが、おそらく皆無に近い。

 なぜなら、前述したような状況にプラスして、医者でさえ増加する精神疾患とどう向き合ってよいのか解っていない気がするからだ。