16日、群馬県警所属の男性警部補(48)が、部下に銃口を向けるなどの行為を繰り返していたとして、県警は警部補を停職3ヶ月の懲戒処分とし、銃刀法違反(加重所持)の疑いで前橋地検に書類送検したと発表しました。監察課の説明では、この警部補は、高速隊の拳銃庫内で、部下1人ずつに警察手帳と拳銃を手渡す際に、少なくとも30数回は拳銃の銃口を向け、うち1人には銃口を腹に押しつけたとのことです。警部補は「部下とのコミュニケーションを深めるためだった。驚く様子が見たかった」と容疑を認め、同日付で依願退職しました。
部下の下腹部にチャカ突き付け遊んでいた48歳公務員(バカ)

写真はイメージです
銃口を突きつけて「部下とのコミュニケーションを深めるつもり」だったそうである。
で、肝心のそのコミュニケーションは深まったのであろうか。
まるでコントである。ただ、発想としては、嫌いではない。嫌いではないが、さすがに銃口ではコミュニケーションは深まらんだろう。溝は深まっていくだろうが。
げんに溝が深まってしまったからこそ、部下にチンコロされてしまっているではないか。
ほんで、お決まりの依願退職。
県警のお偉いさんから「本来やったら、うんもすんもなく懲戒免職にするところやけど、署長殿の温情で依願退職にしてやる。だから、荷物をまとめてとっとと失せろっ!」なんて事を言われたのであろう。
依願退職にしても懲戒免職にしても、辞める事には変わりはないのだが、世間体としては全然聞こえが違うし、再就職に際しても、依願退職の方が断然、次の職につきやすい(編集部注 「依願退職」とは従業員などの雇用される側の人間と会社など雇用する側が合意する形の退職で、その場合、会社の規則に沿った額の退職金は受け取れるものとされている。一方、「懲戒免職」は重大な過ちのあった被雇用者の職務を剥奪することで、退職金も出ない)。
それに依願退職なら、次の会社の面接でウソだってつけるしな。
「私の描く警察官の理想とは、少し違ったのであります! ですから、自らの意志で退職し、御社を選んだのであります!」
ま、すぐバレるであろうが......。
それはともかく、この警部補、日頃からチャカを部下に突き付けて遊んでいたくらいであるから、今ごろは相当、逆恨みしておるであろうな。
彼(部下のことね)には申し訳ないことをしてしまった......なんてコトは、多分ちっとも思っていないはずである。そもそも、そんな殊勝な人間なら、部下の腹に拳銃の銃口を押し当てて、ケタケタ笑ったりはしない。
次の職場でも、同僚に包丁を突きつけながら「先輩~、仲良くしてくださいよ~」などとヤラカさないよう願うばかりだ(個人的には、すんごく言って欲しいけど)。
それにしても今回の事件のきっかけになった拳銃であるが、私のいた裏社会では、チャカ、もしくは道具と呼ばれる事が多い。ちなみに弾丸のほうはマメである。
今日は、そんなチャカにまつわるお話を、私なりに掘り下げてみようと思う。