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俺の、最後の獄中絵日記 第233回

ついに今までやってきたことの結果を出す日がやってきた

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前回までのあらすじ
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらい月形刑務所で服役中だった後藤武二郎は、ある日、たまたま目にした職業訓練募集の張り紙に深く考えず応募したところ、まさかの当選。住み慣れた北海道を離れ、九州は佐賀少年刑務所へ移ることになってしまった。

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不安と開き直りの繰り返しに

2013年(平成25年)8月29日

ついにこの日が来てしまった。

CAD利用技術者試験(2級)の試験日だ。
自身がありで早く終わらせて楽になりたい気持ちと、
自身の無い面ではこの日が来なければいいのにという弱気の入り混じったまま迎えた今日。

やるだけやったんだから、これでダメなら仕方が無い。
当たって砕けろの精神で挑むも
砕けちゃったらどうしようって弱気の虫が俺にまとわりつくもんだから
そいつをちぎっては投げ、ちぎっては踏んづけしながら
試験会場となる教室へ向かった。

なあに。やってみたら大したこと無いのだ。
ちょっと大げさに考えすぎたな。
問題はスラスラと解け、調子に乗った俺は
この勢いで11月の1級もモノにしてやるくらいの自信が出た。
解答用紙と問題を技官がコピーしており、
自己採点してみたら95点だった。
確実だ!
確実に合格する。

これで明日から3ヶ月、1級取得に向けパソコン使って
勉強する皆を横目に2級の本を読むだけで過ごさなくてはならない地獄の日々は避けられた。

ああ、それなのに
まだ俺の身の回りにまとわりつく弱気の虫が言うんだよ。
「ちゃんと合格通知を受け取るまでわかるもんか」って。
悪魔のように囁くんだよ。
これでまた不安になっちまう俺なのだ。


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