>  > 「吉祥寺・井之頭公園にあひる鍋をごちそうになりに行く」の巻
ネット探偵・コウノモトウの「噂の東京パトロール」第13回

「吉祥寺・井之頭公園にあひる鍋をごちそうになりに行く」の巻

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東京の繁華街を、誰にも頼まれていないのにプライベートで警備し続ける男、コウノ。四十代無職、住所不定。趣味は「カネになりそうなものを拾うこと」。
このコーナーは、そんな彼による私的パトロール活動の貴重な記録である。
TOKYOの平和は、実はこの男のおかげかもしれない。(R-ZONE編集部)


経済原理の末端から戦っている男・コウノ

今週のパトロール
「アヒルおやじ」

●情報
・吉祥寺の井の頭公園に「アヒルおやじ」と呼ばれるおじさんが住みついている。
・"ペット"と"食用"にとアヒルを数羽飼っているという理由から「アヒルおやじ」と命名されているらしい。

 早起きはニガテである。早起きは三文の徳ということわざがあるが、三文(約100円)の徳よりも3分余分に寝ることをチョイスするほうがはるかに健全な思考といえる。
 と、そんな健全なオレが、1週間だけ早起きをした時期がある。小5の夏休み、持ちまわりで飼育小屋の清掃当番が回ってきた。「クソだるい」という理由でボイコットしてもよかったのだが、相棒がそこそこカワイイSちゃんだったので「しぶしぶ」を装い早起きをした。結論から言えば、三文の徳だった。なぜなら、毎日かならずパンツを見せてくれるのである。モチロン、故意ではないが......。あのときのSちゃんのパンツとアヒルの「白」が、いまでもクッキリと脳裏に焼きついている。

 そんなオレの「美しい思い出」を汚す(食す)不届きものが井の頭公園にいるという。「思い出レイプ」の罰としてレイプ魔(アヒルおやじ)には制裁をくわえねばなるまい。というのは欺瞞である。ホントウはまったく会いたくない。


コウノは吉祥寺に向かった

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 井の頭公園に到着。公園内をくまなく捜索してみたが、アヒルまみれの変質者は見当たらない。

 公園の清掃員らしきオッサンがいたのでハナシを聞いてみる。

コウノ「この公園に何羽もアヒルを飼っているオジサンが住んでるってウワサがあるんですけど、ご存知ですか?」
清掃員「うーむ、何十年もココで働いてっけど見たこたないねー。アヒルだったら神田川の起点のトコにいっけど。あとは、ゾウの花子?」
コウノ「ゾウ?」
清掃員「ほら、日本一長生きの」

 オッサンの意識が宇宙へトび去ってしまったので退散。
 清掃員情報が確かならば、井の頭公園にアヒルおやじは住んでいないのかもしれない。

 ただ、30年前のオレよりも、いまのオレのほうが、はるかにパンツを見たがっているということだけはハッキリと断言できる。

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  (取材/文=コウノモトウ)
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コウノさん、あひる鍋も旨そうですよ! 出典:肉のスズキヤ(リンク)