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元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

門真市で生活保護を不正受給していた30代夫婦の映像を観て思い出したこと

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大阪府門真市で、生活保護費およそ70万円を不正に受給していたとして、30代の夫婦が逮捕されました。詐欺の疑いで逮捕されたのは小橋誠容疑者と妻のめぐみ容疑者です。門真市によりますと、小橋容疑者の不正受給額は総額で、およそ1600万円ほどにのぼるといいます。なお小橋容疑者は逮捕前、テレビ局の取材に「申し訳ないとは思ってるよ。思ってるけど、でも、うちだけじゃないからね、言うたら。たまたま、うちだけが、そうやって挙げられても」と率直すぎる返答をしたことで、ネットを中心に話題となっていました。


少なくとも私の周辺では不正受給の話には事欠かない


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FNN-news.com『生活保護費70万円を不正受給 大阪・門真市の30代夫婦逮捕』より(リンク

 なんと絵になる男であろうか。「申し訳ないとは思っているよ」と言いつつ、微塵も悪びれる様子がない

 かといって、人を不愉快にさせるほどのふてぶてしさも感じられない。

 まるで、「農民が生きていくには、仕方ないじゃないですか。困ったなー、もう」とでもいうように淡々と語っているようにしか見えない。

 また、生活保護を受給するに至った動機も「家族の医療費がかかるので、医療費がタダになる生活保護を受けようと思って」なのである。

 みなさんの言いたい事もよくわかる。だが、あえてそこをグッとこらえ、「家族想いのやっちゃな~」っと言ってやってはもらえんか(無理か)。

 しかし、これだけ不正受給者が逮捕されている中で、よくFNNの取材陣は、こんな絵になる男の直撃取材を成功させたものだ。

 不正受給など、もはや珍しくもない、ありふれた事件だ。普通なら、素通りしてもまったくおかしくないくらいなのに、あのインタビュー映像のおかげで、クソの役にも立たない事件が光り輝いてしまっているではないか(もしや、あのしゃべり、ヤラセではあるまいな......)。

 それにしても、不正受給か......。元極道だった私のまわりでは、不正受給の話題は事欠かない。

「お前、仕事何しとんねん?」

「いわゆるシノギって奴ですか。不正受給です」なんて奴を何人も知っている。

 私自身、ある男の不正受給を暴くために、半年間にわたって、ある町の役所へ張り付いたことまであったりする。

 そこで今回は、私にとって"爆弾"となった、あぶない不正受給者の話を振り返ってみたい。