>  > マナーの悪い飼い主に腹を立てて犬を毒殺しようとする土地柄と電柱を損壊する土地柄
元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

マナーの悪い飼い主に腹を立てて犬を毒殺しようとする土地柄と電柱を損壊する土地柄

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22日、愛媛県宇和島市の市道で、飼い主の女性と散歩していた犬が、道に落ちていたビスケットを食べた直後、口から泡を吹き、けいれんを起こして死んだことがわかりました。市などによりますと、ビスケットには、農薬などに使われる「有機リン」とみられる物質が入っていたとのこと。その前日にも、近くの植え込みで別の犬が食中毒の症状を起こしていて、愛媛県警は器物損壊などの疑いもあるとみて捜査しています。


犬って"器物"だったんだ


 現在が平成などといった生やさしい時代などではなく生類憐れみの令の時代であればこの犯人、見つかり次第、綱吉に首を刎ねられていただろうが、生やさしい平成では、なぜか器物損壊の疑いとなるらしい。

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著者提供

 なんにせよこういう歪んだ精神の持ち主は、いつの時代にも、どんな場所にも存在している。私の家の近くにも、電力会社の持ち物であるはずの電柱に、ミドリ色のペンキで勝手に「犬にしょんべんさすべからず」とわざわざ鳥居のマークつきで書いているバカが住んでいる。こちらこそ間違いなく、器物損壊の案件であろう。

 それにしても"大"のほうならともかく、外で小用を足せないというのであれば、犬や猫は一体どこで用を足せばよいというのであろうか、一度このバカと討論?する必要がありそうだ。

 人の迷惑にならず、糞の始末さえちゃんとすれば、どっちでも良い話であろう。それを目くじらを立て、犬禁止を高々に宣言している公園なども見受けられるが、そんな事ばかり言い続けていると、あの世で綱吉に怒られても知らないぞ、である。

 私の家の犬は散歩中の拾い食いをかたく禁じられてはいるが、そこは哀しいかな犬の習性で、スキあらばペロリとやってしまい、嫁にキャイ~ンと言わされる事がまれにあったりする(ちなみにこのキャイ~ンという言葉、以前はよくヤクザ用語として使われていたのだが、現在はあまり聞かなくなった気がする)。

 そんな犬の習性を逆手にとり、農薬をかけたビスケットで犬を殺したところで、誰が得し、気持ちの何が満たされるというのであろうか。私には、一切理解できない。殺されたのが人でなければ良いのか? 犬だから良いのか? そうではあるまい。そういう行為自体、人として問題なのである。

 ペットを飼っている人達にとって動物は家族の一員である。そこのところをもう少し警察サイドには念頭に置いてもらい、器物破損とふざけてみせるのではなく、本腰を入れて捜査して頂きたいものである。

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 まったく余談だが、私の住む町には、どうも公共物を自分の持ち物として勘違いしている人間が多いようで、公園のベンチなどももっぱら住民のメモ?(日記?)として利用されている。ただ、電柱に「犬にしょんべんさすべからず」はまだ理解できるが、ベンチに「山口組分裂!」は誰に何を伝えたいのかさっぱりわからんぞ。


(文=沖田臥龍)