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俺の、最後の獄中絵日記 第230回

大人がまじめに運動会やってるのってココぐらいじゃないのか

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前回までのあらすじ
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらい月形刑務所で服役中だった後藤武二郎は、ある日、たまたま目にした職業訓練募集の張り紙に深く考えず応募したところ、まさかの当選。住み慣れた北海道を離れ、九州は佐賀少年刑務所へ移ることになってしまった。

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またこの季節がやってきた

2013年(平成25年)8月26日

そろそろ刑務所恒例の運動会が近い。
普通、学生生活が終わったら運動会とは縁が遠いはずだろう。
娘の運動会を見に行った...なんてのは別として
いい大人が出場してしまう運動会は刑務所くらいなのでは...。

と言いつつ、俺はもうだいぶこの運動会を経験してしまっているから情けない。
確か初犯の時は、工場対抗のリレーにも出たが、もうついていけないなァ。
何か出場してくれと言われて当たり障りのない玉入れなんかに義理エントリーするぐらいだ。
堀の中でものすごい月日を過ごしてしまった経緯に落ち込むよ。
俺の男盛りのど真ん中はずっと刑務所だったような気がして、
やはり後悔してないと言うのは嘘になるな。

運動会の日はシャバの弁当と菓子が出る。
そんなささやかな楽しみを喜んだのは昔の事で
今はまたこの時期を中で迎えてしまうことに心落ち込む方がでかい。

そんなこんなで今日、運動の時間を使って運動会競技の説明があった。
早く説明なんて終わらせてくれ。
そのあと、ネガティブなイメージをぬぐい去るために
ひたすら筋トレに励む俺だったのだ。

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