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俺の、最後の獄中絵日記 第228回

ムショ暮らしの生きがい、それは・・・

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前回までのあらすじ
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらい月形刑務所で服役中だった後藤武二郎は、ある日、たまたま目にした職業訓練募集の張り紙に深く考えず応募したところ、まさかの当選。住み慣れた北海道を離れ、九州は佐賀少年刑務所へ移ることになってしまった。

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お菓子が食える日

2013年(平成25年)8月24日

今日は3類者の集会だ。
ペプシゼロ、チップスアホイ(チョコチップクッキー)、サッポロポテトの3種が出る。
出るといってもタダで食べさせて貰うわけではない。
492円の自腹なのだから別に刑務所に感謝したり、お礼を言うこともないのかもしれない。
現に、そんな金を支払うのなら、シャバに出た時の軍資金にしたほうが良いと
この集会を辞退する者もいる。

ところが俺にとってこの菓子は命とも言うべき、なんとかここで頑張ってゆくための糧だから
何があっても断ったりしないのだ。
この菓子にしたって各地の刑務所の色が出る。
どんな菓子をチョイスしてくれるのかは庶務課のオヤジのセンスによるが問題は予算。
ここ佐賀少年刑務所では500円が基準のようだが、月形刑務所では400円だった。
小学校の頃に遠足に持っていける菓子の金額が決まっていたようなシステムだが、
100円違えばボリュームにかなりの差が出てくる。

しかし、このくらいの金額なら全然ましだ。
府中刑務所では190円〜210円と設定金額が低いために
ペットボトルの炭酸ジュースなんてまず出ない。
ブリックパックのコーヒーにストローさして飲み、
あとはカレーパンひとつなんて事もあったのだから、
それに比べたら、ここは喰いごたえもありほぼ満足。

ああ、それにしてもサ、
ペプシ飲むと、こんなにゲップが出たっけ?

ゲップ・・・

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