
腹を刺し車でひいた疑い タクシー運転手殺害で逮捕(リンク)
腹を刺し車でひいた疑い タクシー運転手殺害で逮捕 鹿角市のホテルのパート従業員・東屋仁容疑者は5日夜、鹿角市花輪の道の駅の駐車場で金を奪う目的でタクシー運転手の田中義次さん(66)の腹を刺したうえ、自分の車でひくなどして殺害した強盗殺人の疑いが持たれています。警察は、タクシーの車内カメラの映像などから東屋容疑者を割り出しました。東屋容疑者は、田中さんを刺したことは認めているということです。警察や検察では、動機や犯行のいきさつを詳しく調べるとともに見つかっていない凶器の特定を急いでいます。
テレ朝news (2015/09/07 11:52)
秋田県鹿角市でタクシー運転手が殺害された事件で、55歳の男が逮捕され、7日朝に送検されました。
強盗目的でタクシーを襲う意味が分からない
55歳のこの男、両親を亡くしてからは、一軒家で長らく独り暮らしをしていたという。ひとり暮らしが長くなってしまった影響で、どこか思考も浮世離れしてしまっていたのだろうか。
いくら金に困窮したとはいえ、わざわざ人を殺してまで、タクシーを敢えて狙おうとする理由が分からない。タクシーの車内に大金があるとも考えられないし、だいいちタクシーにはカメラが搭載されている。そんなところで殺人を犯せば、すぐに身元だって割れてしまう確率が高い。
たかだか数万円の金欲しさに、わざわざ犯罪を隠蔽しにくいタクシー運転手の選んで腹を刺し、頭を車でひくというのは、あまりにも不可解である。ただの金目的というだけでなく、何かほかの動機があったのかもしれないし、加害者の男が正常な精神でなかったのかもしれない。
だが、理由がどうであれ、いくばくかの金と引き換えに、人ひとりの命が奪われたという事実は動かしようがない。
被害者の男性は、親しい人達と旅行に出かけるのが趣味で、何よりお孫さんを愛されていた言う。いくらこの先、男にくむべき事情が出てきたとしても、もうやり直せる道はどこにもないのではないか。
何が男にそうさせたのか、投げやりや自暴自棄といった動機で片付けてしまってはいけない気がする。