>  > 警察内部の派閥争いが生んだ悲劇 新宿ビル火災事件に新たな動きか?
山口組分裂の原点を探る! 日本のヤクザ社会に今、何が起きているのか!?

警察内部の派閥争いが生んだ悲劇 新宿ビル火災事件に新たな動きか?

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44名の死者を出した歌舞伎町の火災事件

 懐かしいというには語弊があるが、歌舞伎町ビル火災も随分と遠くに感じるものになった。2001年9月1日。ニューヨーク・マンハッタンの貿易センタービルに飛行機が突っ込む10日前の深夜、歌舞伎町一番街にある雑居ビルで火災が発生し、44名が死亡する大惨事となった。

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 女子高生がJKと称される10年も前の話だが、制服姿で接客するパブクラブの存在が当時は殊更に話題を呼んでいた。JKビジネスの走りといえるかもしれない。水面下でヤクザの対立組織の抗争が絡んでいるだとか、狐目の男ならぬ〝猿顔〟の男が犯人だとか様々な噂や憶測を呼んだが、原因は放火らしいというだけで、結局真相は今もって謎のままである。

放火の原因は暴力団事情に加えて、警察内での縄張り争い

「放火犯人は既に消されたとまことしやかに語られるのを、最近またよく聞くようになった。この事件には新宿の暴力団事情が絡んでいる。もっと言えば、この暴力団事情に加えて、新宿警察署内部の独特で複雑な縄張り争いが背景にあって、それが事件の解決を拒んだのだと思う」

 そう話すのは、あの夜も歌舞伎町の今と同じ店にいたというスナックの古参店員。

「あのビルはフロアごとに面倒を見ている組織がそれぞれ違って、その組織の数だけ刑事も出入りしていた。中には随分あくどい袖の下を要求する刑事もいたという話です。もっともほんの一昔前まで、そんな話は少しも珍しいことではなかったですが」

 ずばり言えば歌舞伎町ビル火災事件は、警察内部の派閥争いが生んだ悲劇というのが前出・スナックの古参店員の談だ。あの雑居ビルで暴力団同士の軋轢が発端にあったのは確かだが、ある刑事がいなければ放火事件まで発展することはなかったと彼は言い切る。その刑事とは果たして何者なのか...。