
ホテルで女性死亡、殺人容疑で交際相手逮捕 11日午前9時半ごろ、新宿区歌舞伎町のホテルで「女性を殺した」と男の声で110番通報がありました。警察官が駆けつけたところ、千葉県船橋市の職業不詳・川野綾子さん(23)がベッドの上で仰向けに倒れ、死亡しているのが見つかりました。 警視庁は、この部屋にいた男が「女性の首を絞めて殺した」と認めたため、殺人の疑いで逮捕しました。逮捕されたのは西東京市の自称契約社員・小野寺裕重容疑者(41)で、川野さんと交際していたということで、警視庁は当時のいきさつや動機について詳しく調べています。
TBSnews"i"(12日01:33)
東京・新宿区歌舞伎町のホテルで23歳の女性が死亡しているのが見つかりました。警視庁は、女性を殺害したとして、現場の部屋にいた交際相手の男を逮捕しました。
その先に破滅があるとわかっていても、引き返せないものなのか

写真はイメージです
ラブホテルには、様々な人間模様が悲喜こもごもの中、繰り広げられており、それが時として人間を奈落の底へと叩きつける。豪華に施された空間が浮世離れさせてしまうのか、日常とは異なる感情が噴き出して、人間の理性を喪失させてしまうのか。
容疑者の小野寺は41歳。殺害された女性は23歳。2人の年齢の差は18歳である。
どのような事情があって、殺人事件にまで発展してしまったのか、2人にしか本当の事は分からない。
否、殺された女性にも、殺された小野寺にも本当のところは分からないかもしれない。
18歳も年が離れている場合、2人に価値観の違いが生まれるのは、当たり前である。生きてきた年数が違うのだから、価値観が全く同じであれば、逆に年上の方がそれまで如何に怠惰に日常を過ごしていたかという事になる。
だから「年の離れた交際がいけない」と言っているのではない。年が離れているのであれば、離れたなりの交際の仕方がある、と言っているのだ。この場合は、小野寺が女性の目線に合わせて、大きな気持ちで付き合っていかなければならなかったのではないのか。それを無理に自分の価値観や考え方に添わそうとしてしまうと、必ず摩擦が生じる。その摩擦で生じたキズが、年齢が離れていれば離れているだけ修復し難くなってしまうのも、ある意味必然ではあるまいか。
そうなれば、我慢するか別れを選ぶかのどちらかしかない。
どのような理由があろうとも、男性が女性に手をあげれば、世間は冷ややかな目でしか見てくれないし、ましてそれが殺しともなれば言語道断だ。小野寺はなぜ、別れを選べなかったのか。選べなかったのだろうな。小野寺も小野寺なりに彼女を愛していたのだろう。ずいぶんと身勝手な恋愛であったようだが。