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元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

新潟県村上市で発生した「尊属殺人未遂事件」を元極道が斬る

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テレビ、ラジオ、新聞はかならずしも事実を報道しているとはかぎらない。それは「嘘」を伝えているということではなく、都合の悪い情報をあえて伝えないことで世論をある特定の方向に誘導しようとしている可能性もある、ということである。そこで過去に何度もテレビ、ラジオ、新聞で「報道された側」(笑)であり、報道と事実のギャップを身を持って知っている男でもある元ヤクザ、現在作家の沖田臥龍に、「ニュースの読み方」を指南してもらう!

長男が母親を撲殺!?

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70代両親をバットで殴打、殺人未遂容疑で長男逮捕 TBSnews"i"(リンク

70代両親をバットで殴打、殺人未遂容疑で長男逮捕
TBSnews"i" (18日04:00)
 新潟県村上市の自宅で、同居する70代の両親をバットで殴って殺害しようとしたとして、46歳の長男が17日、警察に逮捕されました。

 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、新潟県村上市の職業不詳・高橋透容疑者(46)です。

 警察によりますと、高橋容疑者は17日午前0時45分ごろ、自宅で同居している70代の両親の頭や顔をバットで複数回殴って、殺害しようとした疑いが持たれています。両親は顔の骨を折るなどの重傷ですが、命に別状はないということです。

 事件の後、車で逃げた高橋容疑者は、逃走先の群馬県内で警察に逮捕されました。調べに対し、「俺はやっていない」と容疑を否認しています。

「長男が親をバットで殴り殺そうとした」と聞けば、どうしても精神的にまだ未熟の十代を連想してしまいがちだが、さにあらず。
このろくでなしは、46歳であった。

 46年間どういう人生を歩み、どのような過去があって今に至るか知らないが、「両親の小言にカッとなって」で済む歳ではない。ろくでなしのバカ息子が46歳にもなってフラフラしていれば、親も苦言を呈して当たり前である。

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 46歳という年月は、両親がこれまでどういう思いで自分を育ててきてくれたのか充分に理解できる年齢であり、本人自身が親の立場になって我が子を慈しみ育てていてもおかしくない年齢だ。

 それを親にバットを振りかざし、果ては「俺はやっていない」だ。開いた口が塞がらないとはまさにこのコトである。

 幸いにして両親共に命に別状はないとのコトなので、最悪の事態は免れたのがせめてもの救いでなかろうか。これから長い歳月をかけて塀の中で親のありがたみを知り、自らが犯したコトの重大さを受け止めていかなければならないのだが、ここに至っても否認を押し通し続けるのであれば、もう手遅れかもしれない。

 ところで今回の事件は未遂で済んだが、私は同じ留置場の同じ房で本物の「母親殺し」と寝食を共に送った事がある。
今日はその話を少し......。