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俺の、最後の獄中絵日記 第188回

月給1675円だったけど給料の安さはもう諦めたからどうでもいいよ

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前回までのあらすじ
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらい月形刑務所で服役中だった後藤武二郎は、ある日、たまたま目にした職業訓練募集の張り紙に深く考えず応募したところ、まさかの当選。住み慣れた北海道を離れ、九州は佐賀少年刑務所へ移ることになってしまった。


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問題はあんみつだよ


2013年(平成25年)7月15日


週末にもらった6月分の給料(報奨金)は1675円。

多分7等工の2回目だと思うが、先々月に比べて少ないのは、移送の日やこっちに送られてからは作業をしていないからか。

確か昔、東京拘置所に務めた時に情報処理で山口刑務所に6ヶ月行った。

もう17、8年前の事になるが、あの時は確か作業をせずに勉強だけになるためかこの報奨金は半額になったように記憶しているが、まあいい。

だってこの報奨金、いくらがんばっても出所後の生活の足しになるような金額が貯まるわけでなし、とくに気にした事もないので、今回はこの日記を通して記録するぐらいにしようか。


ところで暑いよ。

東京では29度、佐賀は35度、甲府も35度。

そういえば昔、甲府に務めた時の夏は本当に苦しかった。

おかげで東京に戻った時は夏の暑さがそれほど苦にならなくなった。

そりゃそうだ。温度が違うよ。

それが今になって甲府と同じ夏の暑さを再び経験するなんて。

あれから12年も経ってしまった今の俺の身体にはさすがにこたえる。

幸いな事に、海の日の今日はどこの刑務所でもおなじみカップのあんみつが出た。

少々生ぬるくなっているが、贅沢は言えない。

それでも若干の冷たさと黒蜜の甘さが俺も十分に癒してくれたよ。

不思議だネ、生まれ変わった気がするよ。


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