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俺の、最後の獄中絵日記 第185回

九州のムショはワイルドだぜェ~~

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前回までのあらすじ
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらい月形刑務所で服役中だった後藤武二郎は、ある日、たまたま目にした職業訓練募集の張り紙に深く考えず応募したところ、まさかの当選。住み慣れた北海道を離れ、九州は佐賀少年刑務所へ移ることになってしまった。


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一昔前の流行語でも仕方ないんです。懲役囚だし。


2013年(平成25年)7月12日


今日は教育的指導日。工場出役はナシだ。

第2、第4の金曜日に指導日が当てられているのは月形と同じだが、内容は異なるよ。

月形のように午前中はビデオを見て感想文、午後は自由勉強だとやりたいこともできたのだが、ここ佐賀少刑では午前も午後もテレビにラジオ。

その間は机の上に何も置いてはいけない。勉強したくてもする時間がないのだ。

テレビの合間にわずかにできた勉強時間は、隣接している体育館からクラブ活動なのか、剣道の「面ーッ」とか、ブラスバンドの演奏とか、よさこいクラブ等のかけ声とかでちょっと勉強どころではない。

この先、月に2度ずつある指導日だが、この日を利用して勉強するのは諦めることにした。

さて昨日から夏季処遇が実施されているが、佐賀少刑の夏はワイルドだぜェ~。

舎房はもちろんの事、グラウンドでの運動中も上半身裸でOKなのだ。これまでにこんなところはなかったよ。ランニングのかたちに日焼けせずに済むけどネ。

きわめ付けは風呂の後、舎房まで帰るのにパンツ1枚でも良いって言うんだからビックリだよ。

想像できるかい? ところどころにオヤジ連中が立っている中、懲役がパンツ1枚で歩きまわっている図を、さ。

ちょっと調子狂うネ。


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