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山下ユタカの「接触不良」!!! 第21回 慟哭の特別編

寂しき反逆者、デスロードに散る!

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What a lovely day!!!!


(だいぶネタバレ含みます。あしからず)

 内容についてはノーガキ垂れんと最初に述べたのだが......やっぱりコレだけは云いたい! 作中でWAR BOYSの教義の根幹を示唆する合言葉、ニュークスも2度発する"WITNESS ME!(俺を見ろ!)"についてです。

 近頃はめっきり"この夏イチバン泣ける映画"だの"今年皆が泣いた一本"だの、あたかもお涙頂戴モノでなけりゃ客が入らねえみたいな風潮が蔓延する今日この頃。そう云った手合いの極北に位置するこの映画でよもや涙腺を刺激されるとわ......。前述の2度目のニュークスの"WITNESS ME!"のコトですよ。

 一度目のアドレナリン全開で叫んだ"WITNESS MEEEE!"は不発に終わり、その後図らずも恋に落ちたりフェリオサ達と共闘に至ったり、更にマックスよろしく人間性を取り戻して教義からも解き放たれたのち、最後に恋のお相手赤毛のライリーちゃんに向けて云う(同時にリクタスに向けてもだが)、2度目の"WITNESS............ME!"

 ──今こそ生き延びたい気持ちが止めどもなく湧き出していたハズなのに......そんな彼の気持ちを思うと......ああ......。

 フェリオサの絶望の慟哭シーンも胸に迫るモノがありましたが、ボキには件のニュークスのシーンのがグッときまんた。また執拗に情緒に訴える演出もしていないから余計に想像力をカキ立てるのよねえ......。安倍ちゃんよ、理解出来るかーい?(観てねーか......)。


   

山下ユタカ プロフィール
1996年、『LOOSE』で第35回ちばてつや賞ヤング部門準大賞を受賞。
1998年、『週刊ヤングマガジン』(講談社)連載の『ノイローゼ・ダンシング』でプロマンガ家デビュー。
以来、数々の話題作、問題作を世に送り続けている。

コチラもチェック→山下ユタカ公式サイト[艱難辛過阿 獣道]
http://yamashitayutaka.com/