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俺の、最後の獄中絵日記 第181回

こんなとこに来て、実は自分が大勢の人に支えられていたことにようやく気づく

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前回までのあらすじ
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらい月形刑務所で服役中だった後藤武二郎は、ある日、たまたま目にした職業訓練募集の張り紙に深く考えず応募したところ、まさかの当選。住み慣れた北海道を離れ、九州は佐賀少年刑務所へ移ることになってしまった。


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どうして俺はいつもこうなんだ

2013年(平成25年)7月7日

保護司から2度目の手紙が届いたよ。

まだこの佐賀刑に来ている事は誰にも知らせていないのだけれど、どうやら保護司には移送の知らせが行ってたんだナ。

外部交通(手紙のやりとり)が制限された事でお袋の様子もなかなか分からずにいたが、今回の手紙で保護司がいろいろ教えてくれて助かった。

お袋は腰部脊柱管狭窄症で手術が必要との事。

心配にはなるものの、Fが毎週、様子を見に来てくれているらしい。

Kちゃんもよく連絡をくれるとの事だし、床屋のTも相変わらず俺に代わってお袋を気遣ってくれてるらしい。

これには本当に救われた思いだ。

今これが佐賀に来てるってことは、保護司を通してお袋やFたちにも伝わったと思うから、お袋には手紙を少し待ってもらおうか。

だってCADの2級が無事試験に合格するまでなにも手につかないんだよ。

ああ、なんて俺は小心者なんだ。


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