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俺の、最後の獄中絵日記 第198回

行商みたいに本を売りに来ることもあるんだぜ

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前回までのあらすじ
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらい月形刑務所で服役中だった後藤武二郎は、ある日、たまたま目にした職業訓練募集の張り紙に深く考えず応募したところ、まさかの当選。住み慣れた北海道を離れ、九州は佐賀少年刑務所へ移ることになってしまった。


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欲しい本ってなかなか手に入らないんだよ

2013年(平成25年)7月25日

刑務所で本を購入するときはサア。
願せんで注文して約2ヶ月後くらいに手元に届くんだけど、
なかなか手元に届く本って少ないんだよ。

売出し中の週刊誌や単行本の小説は来るとしても、
バックナンバーやマニアックな雑誌はまず無理だ。

勿論、ヤクザ関係もダメだし、犯罪を誘発するようなものもダメ。
死体や入れ墨、それでもってちょっとコアなエロ本もダメだ。

ここでは、あっち系の犯罪を犯して来てる人はエッチな雑誌は注文すらできないらしい。
なんか差別されて気の毒な気もするけどネ。

だからというわけではないのだろうけど、
月に一回の購入本の願せんの受付とは別に
本屋がいくつか本を持って来て、現物を体育館に展示販売する。
卓球台6台にジャンル別に積んであると言うよりは並べてあるといった感じの品数だ。

山口刑務所でもやってた気がするけど
初犯の訓練刑務所だけにあるシステムなのか。
雑誌、週刊誌のたぐいは無く、HOW to 本、写真集、小説、コミックマンガ、車の本ぐらいで
なぜか料理のレシピ本が多かったよ。

並べてある本を見て選ぶなんて、刑の長い人にはシャバっぽくて良いのだろうが、
いかんせん品数が少なすぎて、購入には至らない感じでした。


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