>  >  > 「俺の、最後の刑務所絵日記」佐賀少年刑務所編がスタートするよ
俺の、最後の獄中絵日記 第172回

「俺の、最後の刑務所絵日記」佐賀少年刑務所編がスタートするよ

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

前回までのあらすじ
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらい月形刑務所で服役中だった後藤武二郎は、ある日、たまたま目にした職業訓練募集の張り紙に深く考えず応募したところ、まさかの当選。住み慣れた北海道を離れ、九州は佐賀刑務所へ移ることになってしまった。


enikki_tobira.jpg


また、いちからやり直しだけどネ

2013年(平成25年)6月26日

舎房の壁などはペンキが塗り直されてるけれど、いかんせん建物自体が古い。

窓もまだ鉄製で、隙間だらけだ。

朝になるとハトやその他の鳥でうるさく目が覚める。

飯を食ったら迎えが来て考査工場へ。

いわゆる新入訓練工場だ。

ここに務めるための本来の新入訓練を受けてる人たちに混ざって、俺を含め9名の外部から移送されてくるCADの訓練生全員が揃うのを待つ。

とはいうものの、週明けには訓練が始まるので、実質、今日と明日の2日間で俺の新入訓練は終了だ。

早くから来ていた者は1週間以上新入訓練やらされているのに、また来てない人は明日1日だけで訓練終了なんだからラッキーだったな。

今日現在で考査工場は12~13人。

20150723_01.jpg

(編集部より)ちなみにこっちが実物のノート。後藤の絵がいかにリアルかおわかりになるのでは?

昔よりも犯罪者の数が減り、刑務所に収容される人数も減ったことで部屋に余裕があるのは全国どこの刑務所でも同じらしいが、それでも収容されてるメンバーに入ってしまってる自分が情けない。

とはいえ、実際問題、舎房に空きがあるのは助かる。

めいっぱい詰め込まれてたら、暑苦しくて生活できないからネ。

さて、新入訓練だが、どこも同じで厳しいよ。

まずは喉から血が出るほど、大きな声を出すところからだナ。

オヤジは「九州弁が分るか?」と皆に聞いていたが、父親が福岡出身だった俺にはちゃんと分る。

同囚の放つ九州弁を聞くと懐かしささえ感じる。

さぁ、そんな中、俺の刑務所絵日記の佐賀少年刑務所編がスタートするよ

20150723.jpg