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工藤明男コラム

麻薬王は英雄?!工藤明男がその裏側を解く!

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メキシコ「麻薬王」が2度目の脱獄 刑務所シャワー室からトンネル1・5キロ 刑務所職員も関与か


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「写真/転載元 産経ニュース 2015.7.13 06:29配信 」

 こんなの疑う余地もなく、職員と組織が共謀して掘ってるでしょ 笑

 メキシコ最大の麻薬密売組織「シナロア・カルテル」の最高幹部ですからね。金は死ぬ程持ってるし(推定資産=10億ドル)、怖いから断れなかったんじゃないかな?

 メキシコというお国柄もありますし、悪事を働いていても、"麻薬王"までになってしまったら、最高レベルの刑務所だろうが何だろうが、金と権力でどうにでもなっちゃう部分もあるんでしょう。

 脱獄した"麻薬王"ことホアキン・グスマンですが、故郷では英雄視されていて、彼に捧げる歌がまであるそうです。

 「史上最も凶悪非情な野心に満ちた麻薬王の一人」として知られた、コロンビアの麻薬王・パブロ・エスコバル(1949~1993)も、一部の貧困層から英雄として扱われていたようですし、貧富の差が激しい国では、貧しい生活を見て見ぬ振りの政府より、分かり易く慈善活動を行って、生活を助けてくれる悪党の方が、身近に感じるのかもしれません。

コロンビアの麻薬王・パブロ・エスコバル
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 しかし、メキシコでは過去7年間、麻薬関連の抗争などで8万人ほどの人が死亡しているのも事実。

 その裏側には、貧しさ故に犯罪に走り、そこで得た金で裕福な生活を夢見る若者が後を絶たないからだ。

 このような背景から、今後ホアキン・グスマンが捕まる、もしくは死亡するようなことがあったとしても、次の麻薬王が出てくるだけだということが、安易に想像が出来る。

 余談ですけど、現在コロンビアではパブロ・エスコバルが自宅に所有していた動物園のカバが、彼の死後、放置され、大量繁殖して問題になっているんだとか。

 これはこれで結構深刻みたいですよ。


 (文=工藤明男)