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ネットで見つけた発言を検証してみよう!という新企画

元幹部「関東連合は仲間の悪口を言い合うだけのくだらない組織」

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今回は『週刊朝日』からインタビューからの引用です

 以前、『週刊朝日』さんから受けたインタビューもネットに残っていました。今回はこの自分の発言にツッコんでみたいと思います。

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週刊朝日 2014年1月3・10日号

(略)リーダー格の2人を失ったことで組織の終焉(しゅうえん)を指摘する声もあるが、工藤氏は「そう簡単ではない」と言う。

「私も、暴力団に吸収されたり、一般社会への復帰を目指したりして、関東連合は消滅すると予測していました。ですが、振り込め詐欺など知能犯に特化しようとする動きもあります。かつての暴力を捨てることで生き残りを画策するグループも現れてきました」

 海外逃亡中ながら、見立容疑者の影響力も完全になくなったわけではない。

「見立君は関係者に『工藤を殺れ』『裏切り者の家族にも制裁を加えろ』と指示を飛ばし、私は脅迫を受けています。昔なら間違いなく私は殺されていたはずです。私が殺されていないという事実こそ、見立君の権力が弱体化している証しと考えることは可能でしょう」

 改めて関東連合という組織について聞くと、こんな答えが返ってきた。

「生まれ変わったら関東連合には入りません。仲間の悪口を言い合うだけの、くだらない組織でした」自らの悔恨を込めてそう語る言葉は、ズシリと重い。

ドットアサヒ・コムより引用(リンク


 たとえば、僕らがある暴走族グループのことを「友好団体だが、正式には関東連合のチームではない」と言ったとか、ある人物のことを「正式な関東連合のメンバーではないが、よく行動をともにしていた人間」と言ったとかいう書き込みをネットで見かけます。それらはガセ情報ではなく、確かに、そのようなことを僕らはよく口にしていました。

「一緒に行動してたんだから、同じグループの一員じゃないか」と言われるかもしれませんが、僕らはその違いに、異常とも思えるくらい細かくこだわっていました。一般の方からしてみたら、どうでもいいことなのに(笑)。

 人間誰しも、自分の所属する集団にプライドを持つことは当たり前ですが、僕たちのそれはちょっと行き過ぎていた気がします。裏返せば、個々の自分たちに自信がなかったから、集団にそれを求めたんでしょうね。まあ、そこでとどめておけば害はなかったのですが、それを「俺たち関東連合の人間以外はこの道を走るな」とか、「関東連合以外の人間は改造バイクに乗るな」とか、「この壁に落書きするな」とか犯罪行為の口実にしていたのは、バカとしか言いようがない。おかげで、しなくてもいいケンカや事件もずいぶん起こしてしまいました。

 だから「生まれ変わったら関東連合には入りません」というこの言葉は、間違いなく僕の本心から出たものなのです。

(文=工藤明男)