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ネット探偵・コウノモトウの「噂の東京パトロール(仮)」第4回

「根津の幽霊坂」伝説を解明!

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東京の繁華街を、誰にも頼まれていないのにプライベートで警備し続ける男、コウノ。
四十代無職、住所不定。趣味は「カネになりそうなものを拾うこと」。
このコーナーは、そんな彼による私的パトロール活動の貴重な記録である。
TOKYOの平和は、実はこの男のおかげかもしれない。(R-ZONE編集部)


ジメジメ空気がまとわりつく怪談

 梅雨空の合間のつかの間のお天気。せっかくの晴れ間にオフィス(マンガ喫茶)にこもっているのも精神衛生的に良くないので、外に出ようと某巨大掲示板をサーチして警備に精を出す。

 お、初夏の湿気にぴったりの噂を発見。不思議な階段が東京・根津にあるという。
「根津の幽霊坂」
・心霊スポットとしても知られ「別名・おばけ階段」とも呼ばれている。
近所の人は「あー、おばけ階段ね。あそこだよ。」ってな具合に、みんな知っているらしい。
・この『おばけ階段』は、上る時の段数と降りる時の段数が違うと言われている。下から上ると40(死十)段なのに、上から降りると39(三重苦)段になっているのだとか......。

 ふむ。オカルトは嫌いだが、せっかくなので、洗濯物を持ってコインランドリーに寄りがてら行くことにする。
 秘書(マンガ喫茶店員)に軽く目配せして、俺は街へ飛び出した。

コウノは根津に向かった

 数年前から、階段を上り降りするときにヒザから「ピキピキ」とポップなメロディーが奏でられるようになった。前世紀のJ-POPの歌詞に「テールランプ5回点滅ア・イ・シ・テ・ルのサイン」なんていう若者の海綿体や子宮をすこぶるワサワサとさせる"サイン"があったが、おそらくはそういったポジティブなヤツではなく、「MAJIでコ・ワ・レ・ル5秒前」という、コチラも前世紀のヒット曲のタイトルのような警鐘をヒザが鳴らしているのではなかろうかと推測する。ヒザだけではない。不摂生な生活により筋細胞が...(編集部・長いので略)

 件のオバケ階段に到着。

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 いたってフツウの階段にみえる。ホントウにオバケ階段なのだろうか......。とりあえず、上ってみる。一段上るたびに「ピキピキ」と、おなじみのメロディーが奏でられること40回、最上段に到着。
 ヒザが痛い。すかさず降りる。「ピキピキ」から「ビキビキ」へと音階が変化した......。「37、ビキビキ、38、ビキビキ......

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 「39......ビキビキビキビキ......

 マジか......。

 ホントに39段ではないか......。

 とは、1ミリも思わない。

 なぜなら、

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 『上る時は1段目を数えるが、降りる時にはあまりにも低いものだから、つい数え忘れてしまう』というオチを知っていたからだ。

「なんて、くだらないオチなんだ!」と、言わんばかりに足裏でウオノメが怒り狂っている......。


 なんか、いろいろと、ツラくなってきた。......寝よ。(編集部:お熱はかって、ゆっくりお休みください)


(取材/文=コウノモトウ)