>  > 緊急スペシャルインタビュー ついに工藤明男が『絶歌』問題に決着をつける!!!
工藤明男コラム出張版 工藤明男が『絶歌』について語りおろした2時間【前編】

緊急スペシャルインタビュー ついに工藤明男が『絶歌』問題に決着をつける!!!

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元少年Aと見立君との共通点

──話は変わりますが、六本木クラブ襲撃事件で国際指名手配になっている見立容疑者は精神的に異常があるように思われるのですがどうでしょう?

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工藤 難しいですね。先ほどお話したオカシイ系の人とは異なります。どちらかというと僕と同じでイカれたキャラを演じていたタイプだと思います。冷静で頭も良いし、ドラマのルーキーズを観て涙するような涙脆い一面もありますしね。

──では、全く精神的に異常がない人がああいう事件(六本木クラブ襲撃事件)を起こした、ということですか?

工藤 事件を起こしたこと自体は、先ほどお話した不良少年の延長上にあると思います。どちらかというと事件というより、関東連合のメンバーを恐怖心でまとめようとしたり事件後の仲間に対する粛清の指令をするところとかに精神的な異常というか特徴はあると思います。

──というと?

工藤 サイコパスってあるじゃないですか?

──............はい。

工藤 サイコパスって社会に適応できないような精神的に日常生活も不自由なくらいイカれた精神病のことだと思っていたんですけど、ちょっと違うみたいなんですよね。

──そうなんですか!?

工藤 むしろ社会に適応する能力が人一倍あって、人を掌握したい、自分の思う通りにしたいという欲求が異常に強い精神的な病理というか特徴のことをいうみたいなんです。

──知りませんでした!

工藤 『絶歌』関連の記事で興味深い記事があったので、記事の内容を一部紹介します。

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「香山リカ、『絶歌』から「元少年A」の脳の機能不全を読み解く」日刊SPA! (リンク

引用ここから「サイコパス」はかつて「精神病質」といわれ、その後、差別的なレッテルだということでガイドラインから消えたが、最近、脳科学の発展とともに再び復活の兆しがある診断名だ。現在は「反社会性パーソナリティ障害」という診断名に吸収された形になっているが、前者は単に「ルールを守れない人、道徳心が欠如した人」を指すとすると、後者は情動障害つまり適切な感情が持てない、他者の感情が理解できないという側面がより強い。(途中略)

 というか、現在のガイドラインでは反社会性パーソナリティ障害としか診断できない人たちの中に、「ちょっとほかとは違う」というタイプがいる。つまり、「ただのワルや詐欺師(の大人)」というのではなく、一見、知的で人あたりも良いのだが、実は心の中が冷え冷えとして一切の良心を持ち合わせていないような人たちだ。これこそ「サイコパス」で、この人たちは従来の「反社会性パーソナリティ障害」から区別すべきだ、というのが最近の議論なのだ。引用ここまで「香山リカ、『絶歌』から「元少年A」の脳の機能不全を読み解く」日刊SPA!より

この辺の性質は見立くんに通じるものがあると感じました。

──なるほど。それは興味深い指摘ですね。