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R-ZONEドラッグ・レポート

グローバル化するシャブコネクション...最新「覚醒剤」流通事情

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世界に蔓延する覚醒剤

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いまや欧米人の間でも「シャブ」は人気商品だ。

 日本から海外へ覚醒剤が売られていくという新時代が到来したわけだが、韓国の他に目下、日本からの売り先となっているのは、タイである。
 タイには日本の暴力団経営のナイトクラブも多く、そこを拠点としてさまざまなブラックビジネスが展開されている。タイは西洋圏の白人社会からは人気の高いリゾート地であり物価も安い。またオーラルセックスを楽しめる事でも世界的に有名で、白人+オーラルセックス+リゾートというドラッグ流通にはもってこいの土地柄。ナイトクラブを拠点に日本の暴力団もその勢力を拡張している。
 タイはもともとマフィア勢力は弱く、軍や警察といった公的機関があらゆる汚れ仕事も担っている。彼らに大胆さと強引さはあっても公的機関であるがゆえに小回りまではきかないという組織的弱点を日本から来た暴力団員たちがつけこみまくっている。そこには勿論、ドラッグビジネスも存在している。

新たな流通の開拓

 海外で活躍しはじめた日本の暴力団員たちが流す覚醒剤は、主にアフリカ産だという。

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北アフリカなどの乾燥地で成育される「麻黄」にはエフェドリンが含まれている。

 近年の日本の覚醒剤取引の場で、アフリカと聞いて意外な印象を持つかもしれないが、実は、アフリカは世界的にも覚醒剤原産地としては老舗国である。数十年前、覚醒剤を密輸する際はコーヒー豆袋の中に隠せばいいというのがよくある手口となったが、そのコーヒー豆袋はアフリカのコーヒーであり、アフリカ産の覚醒剤の代名詞的手口でもあった。度重なる世界各地での摘発によりその手口はもう過去の思い出のようになってしまったが、アフリカブランドは覚醒剤密売業界では昔から有名ブランドなのである。

 日本の密売組織やシャブ極道たちもアフリカとのパイプを古くから築いている。知らない人にとってはめずらしいアフリカでしょうが、密売現場を往来する取引人たちの間ではいまさらアフリカなのである。
 そして海外マフィアや不良外国人たちに日本の金をむしられるのと反対に、海外の金をもぎとるにはアフリカ産の覚醒剤を日本が世界に売るのが丁度いいと「誰か」が判断したのだろう。

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アフリカンギャングの間では、大きな収入源の元となっている。

 日本の政治家は、金が必要になると日本国内から吸い上げる事しかしない。日本国民を犠牲にする事が多い。以前から、海外通貨の獲得を求める国民の声も多い。暴力団員はまぎれもなく暴力団でしかないが、海外通貨の獲得といった面については、公約違反ばかりの政治家よりよっぽど日本の景気回復に役立っていると言ったら言い過ぎなのだろうか?


(取材/文=片瀬純友)

画像出典:Gangland culture in South Africa/"Crystal Meth" by Radspunk - wikipediaより