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ネットで見つけた発言を検証してみよう!という新企画

AVで資金が潤沢!? 関東連合がヤクザと組まなかった理由

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AVで資金が潤沢!? 関東連合がヤクザと組まなかった理由

 ネットを見ていたら、ノンフィクション作家の石井光太さんと2年前に行なった対談のテキストが残っていて、自分の発言ながら読み返していたら懐かしくなり一言触れておきたくなりました。法律的にはグレーですけど(笑)、発言の当人ということで大目に見てください。

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AERA (アエラ) 2013年 8/5号

石井 地方だと暴走族の先には、たいていヤクザがある。なぜ関東連合のメンバーは、暴力団に入らなかったんですか。

工藤 入る必然性がなかったですから。暴力団に入ると、いろいろ縛られるじゃないですか。親分の警護をしなきゃならなかったり、定期的に上納金を納めなきゃいけなかったり。そういうのが格好いいと思えなかった。あと、「関東連合」という名前だけで十分やっていけたというのもあるんでしょうね。

石井 「看板」が維持できたから、ヤクザにならなかったと。


ドットアサヒ・コムより引用 強調部分は筆者(リンク

 どうも冗談と思われて石井さんには流されちゃってますけど、「そういうのが格好いいと思えなかった」というのは結構、関東連合のメンバーがわりと共有していた美意識だったんですよね。

 こういう感覚的な部分ってなかなか当事者じゃないとわからなくて、極端な話、同じ区の西と東でも不良のセンスって違ったりするくらいなんです。当時、仲の良かった怒羅権のメンバーによく「やっぱり山の手のチームは違うよな」と言われてたんですけど、彼らからしてみたらどこかが違って見えたんでしょうね。世間からしたらどちらも同じような存在なんでしょうけど。

 いつか、そのへんのディテールにこだわった不良小説も書いてみたいな。

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石井光太さんの最新刊『アジアにこぼれた涙』(文春文庫)

石井 ヤクザの世界に入らないですんだのは、資金が潤沢だったこともありますよね。豊富な収入源は何だったんですか。

工藤 法人登記して税金を納めるという意味で「正業」だったのは、AVプロダクションです。その後、その資金をもとにクラブや飲食店などの経営も始めた。ノウハウというほどではありませんが、AVをやったのは関東連合OBのK君がやっていたからです。


ドットアサヒ・コムより引用(リンク

 石井さんがご存知かどうかはわかりませんが、元暴走族がモデルプロダクションをやるのは、東京ではそれほど珍しい話じゃないんです。ただ、連合のやり方がユニークだったのは、モデルのスカウトという入り口の部分から、プロダクション、AVの製作、はてはビデオを引退した女の子が働けるような店まで幅広く誰かしらが手がけていた、ということでしょうね。冗談でしょうけど「いつか関東連合ビルを建てたい」といっていた人間がいたことを覚えてます。実際にそんなものが建ってたら、毎月ガサ入れが来るでしょうね(笑)。

 まだまだネットには自分の発言とか写真が残っているみたいなので、見つけ次第、ツッコミを入れていきまーす。

(文=工藤明男)