>  > 元極道が驚愕「自分は2年が限界やったけど20年はすごいな」
元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

元極道が驚愕「自分は2年が限界やったけど20年はすごいな」

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テレビ、ラジオ、新聞はかならずしも事実を報道しているとはかぎらない。それは「嘘」を伝えているということではなく、都合の悪い情報をあえて伝えないことで世論をある特定の方向に誘導しようとしている可能性もある、ということである。そこで過去に何度もテレビ、ラジオ、新聞で「報道された側」(笑)であり、報道と事実のギャップを身を持って知っている男でもある元ヤクザ、現在作家の沖田臥龍に、「ニュースの読み方」を指南してもらう!


20年間、偽名で過ごした男が殺された

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「殺されたのは誰? 身元不明のまま13日判決」毎日新聞

「殺されたのは誰? 身元不明のまま13日判決」
毎日新聞 2015年07月05日 02時30分   昨年5月、大阪市住之江区で起きた殺人事件の被害者の氏名や年齢がいまだに判明しないまま、大阪地裁で公判が続いている。被害者の年齢は60代くらいとみられ、「和歌山県出身で子供もいる」と周囲に語っていたが、大阪府警が捜査を尽くしても身元がわからなかった。遺骨は無縁仏として大阪市内の霊園に葬られるという。

 事件は2014年5月5日、住之江区の人材派遣会社の寮で起きた。住人の男性2人が金属棒で殴られたり、包丁で刺されたりして1人が死亡、1人が重傷を負った。寮で暮らす溶接工、藤井新也被告(74)が殺人などの罪で起訴された。裁判員裁判が6月に始まり、藤井被告は公判で「恨みがあった」と殺害を認めている。(以下略)「殺されたのは誰? 身元不明のまま13日判決」毎日新聞(リンク


 私も18歳の時に警察から追われる身となり、2年ほど県外のパチンコ店へ偽名で潜り込んだ過去がある。

 もっとも私の場合、生来のおしゃべりが災いし、2年後の退職時には周囲の同僚だけではなく常連の客までもが私の本名を知ってしまっていたので、事件を起こしたとしても、はたまた、事件に巻き込まれたとしても、すぐに身元が割れてしまっていただろうが......。

 だか、この被害者の場合は、おしゃべりな私とは、わけが違う。

 20年間も偽名を貫き通してきたというのだ。偽名を名乗らなければならないなんらかの事情があったのかと推測するが、真相は被害者の方が殺されてしまった以上、ヤブの中である。

 この様な例をみても、いまだに身元確認の緩やかな、そこに潜り込めば偽名を名乗っていてもなかなか発覚しにくいという職場は日本中に点在している。それを「おおらか」と感じるか、「犯罪の温床」と感じるかは、見る人の人生観にかかってくるのだろう。

 それにしても、この事件の被告人は、事件当時73歳。亡くなった方の他にもう1人の人にも重傷を負わせた、と記事にあるが、凄まじいジイサンである。

 恨みがあったらしいのだが、前回のケースと同様、まさかまた陰口を言われた、とか言い出すのではあるまいな。



沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。なお、沖田の処女小説は本サイトで近日連載開始。乞うご期待!