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工藤明男コラム

ご哀悼・元大関貴ノ浪を工藤明男が振り返る

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<大相撲研究の部屋より>         


元大関貴ノ浪の音羽山親方(青森県三沢市出身)急逝 郷土の関取ら衝撃


 貴ノ浪関(あえて現役時代の四股名で呼ばせて頂きます)の現役時代、特別ファンという訳ではなかったのですが、とても印象深い力士だったので、このニュースを知った時は強い驚きとショックを受けた。

 貴ノ浪関は、"ものすごい強い大関"というわけではありませんでしたが、名門・二子山部屋所属で196cmという高身長や、ライバル・武蔵丸との名勝負、大関特例復帰など話題も多く、若貴時代の大相撲人気の立役者として活躍した一人でもあります。

<産経ニュースより>
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 ただ、あの時代の大相撲は強い力士が多過ぎた為か、過小評価されていると感じたことも多々ありました。

 同部屋に横綱が二人もいるという、稀有で厳しい環境の中で相撲を取るというのはプレッシャーも並大抵のものではなかったように思います。

 そんな中で"自分の相撲"を取り続けるひた向きさや、先に出たライバル・武蔵丸が引退を表明した時、人目をはばからずに号泣したなどのエピソードは、貴ノ浪関の生真面目で暖かい人柄を感じ取ることが出来る。

 年齢も43歳とまだまだ若く、これからの相撲界を牽引していく、若い親方の1人だっただけに残念でなりません。

 心よりご哀悼申し上げます。


 文=工藤明男