私の名は芥川純一郎。
一年のほぼ半分を出張で日本全国を飛び回るサラリーマンである。
そんな私の楽しみは、なにはさておき「飯」と「女」。
今回は私が行った先で味わったその土地の味をご紹介させていただくシリーズの7回目。
桃太郎伝説の土地で酒と女を堪能
3連休前日、夜9時新宿発の高速バスに揺られること約半日、外が明るくなりちらほらと喫茶店がシャッターを上げはじめると、そこは桃太郎伝説の生まれた岡山県。
岡山県は中国地方にありながら兵庫県に接していることから関西の影響が強く、また、瀬戸大橋を通じて四国から本州への窓口となっており、岡山駅での在来線と新幹線の乗換客数は全国でも有数である。

黒塗りの天守閣が荘厳な雰囲気を漂わせる岡山城。出典:http://nokias60.seesaa.net/
土壌豊かで晴れの国とも称される温暖なこの土地は、古くは宇喜多秀家、小早川秀秋、清水宗治といった武将たちが野望を抱いて覇権を争った土地でもある。
戦国時代の舞台や桃太郎伝説のイメージが強い土地であるが、岡山は飯と女という男のロマンを叶えてくれる地でもあるのだ。
瀬戸内の海の幸を堪能
日本三名園の1つである後楽園には季節を問わず、多くの観光客が全国から押し寄せるが、夜に岡山城(カラスのような黒い外観から烏城とも呼ばれている)がライトアップされる冬は特に幻想的な雰囲気を楽しむことができる。
ところで、日生のカキや下津井のタコなど全国的に有名なものには冬に旬を迎えるものが多いが、岡山の魚は春から夏にかけても美味いものがたくさんあるのだ。
記者が旧友の結婚式で岡山を訪れたのは5月、ちょうどサワラ(魚ヘンに春というまさに春を告げる魚)の季節であったが、サワラ以上に印象に残っているものがある。
「嫌いじゃなければ、ぜひ」と、女将に勧められたのがなんと釜茹でにされたシャコを山のように盛った大皿。

旬は「彼岸蝦蛄(ひがんしゃこ)」という言葉があるとおり春と秋(写真はイメージです)
ちょっとおしゃれな店の小鉢としての酢の物や、甘いたれを塗った寿司の握りとしてしか、記者はシャコを食べたことがなく、また、実際に殻つきのシャコを見るのは初めてだったので、意外にも大きくてびっくり。
恐る恐る殻を尾から頭にかけてむいて出汁酢ベースのつゆに浸けて食べると、独特の歯ごたえと旨みがジワリと口の中に広がるのだが、ちょうど産卵を控えていたこともあり、身の中央のオレンジの卵が弾けて絶妙な味わいを作り出してくれる。
これに合わせるのはなんといっても岡山の地酒!

フルーティーな香りと上品な味わいが楽しめる「十八盛 山田錦大吟醸」720ml/3,029円(税抜)
岡山県は3本の川が流れ、温暖で米の生育にも適した土地であることから、古くから酒造が盛んな土地であり、日本最古の歌集である万葉集には岡山の吉備の酒が詠まれたほどでもあるのだ。
岡山の地酒は辛口よりも甘口が主流であり、シャコのような淡白な魚介類とは淡麗辛口の酒の方が合うように思われるが、出汁酢とともに食すシャコは甘口の酒の方が相性はよく、口の中で絶妙なハーモニーを奏でてくれた。
牡蠣やタコの美味い秋冬だけでなく、岡山では春夏にも瀬戸内の海の幸を堪能できることを覚えておくのをお薦めする。
岡山っ子とうれしいひと時を
絶品グルメを堪能した後のお楽しみは、やはり風俗! 日頃の煩わしさや不満を忘れてゆっくり羽を伸ばせる夜のお楽しみも押さえておきたい。
岡山は教育県ということもあり風俗不毛地帯として名高く、それなりの規模の年であるにも関わらず、風俗街は存在せず、数件存在するソープも本番のないソープヘルスと考えていただきたい。
とはいえ、大手企業の工場も多く存在し瀬戸大橋を渡って四国からも仕事を求めて岡山に来る人の欲望をかなえるため、岡山はデリヘルが充実しており、ラブホテルも安くてきれいなところが多いのだ。

人の集うところ、風俗あり(写真はイメージです)
かわいくて若い子が多いという評判を確認し、勢いがあるというデリヘルのホームページから、スレンダーで小顔、そして目がくりくりとしたギャル系の20歳、セナちゃん(仮名)を指名することに。
20分後にノックがあり、出迎えると写真よりも若干体系は残念だが、顔はフォトショに劣らず写真通りの都会的なギャルでテンションは上昇。
どうやら今日はお茶を引いていたらしく、セナちゃんは上機嫌で記者に甘えてきて、これはもしかすると本番もできるかも?と淡い期待が湧く。
シャワー後にベッドでイチャイチャ開始すると、セナちゃんの感度がとてもよく最高に盛り上がったところで「本番いい?」と聞いてみたところ、「目閉じといて、お店には内緒じゃけえ」と記者の上に跨ってくれて感動。
途中で違和感があり薄目を開けると、やっぱり素股に切り替えられてしまっていたが気持ちよく発射!
本番がないといわれながらも、お願いすればできるかも、というドキドキ感は風俗に行くたびに感じるのだが、本番ソープも禁止の地でのドキドキ感はまた別物で新鮮な体験であった。
さて次の出張はどこの街かな。あなたの土地のオススメスポットがあったら、ぜひ教えてくださいね。
(取材/文=芥川純一郎)