様々な著名人がそれぞれの意見を述べ、啓文堂書店など一部の書店が発売を中止するなどの波紋を広げている『絶歌 元少年A』(太田出版)の手記。
啓文堂書店、元少年の手記を販売中止 神戸児童連続殺傷
http://www.asahi.com/articles/ASH6H5R8NH6HUCVL02X.html
被害者となった小学6年生の土師淳くん(当時11歳)の父・守さんが「なぜこのようにさらに私たちを苦しめることをしようとするのか全く理解できません」「今すぐに出版を中止し本を回収してほしい」と訴え、批判が集中している同書。
尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(68)は「サカキバラの残忍な殺人行為を認めてしまうことにつながる怖さ感じる」との思いから同書を「読みたくないです」とし、遺族への思いを尊重して出版を中止するべきだと主張した。
坂上忍氏(48)が「この手記の原作者は少年Aなんでしょうが、亡くなられたお子さんも遺族の方も、もう一方での原作者だと思う。なぜその人たちの了解を得ずに初版で10万部刷るのか。さっぱり分からない」と、同書が出版されたことに首を傾げた。
一方、武田鉄矢氏(66)は「少年たちが犯す犯罪をひもとく上では貴重な例となるのでは」との意見を示した。