>  > 工藤明男が少年院で読んだ『懲役13年』。元少年Aが綴る生命の手記!
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工藤明男が少年院で読んだ『懲役13年』。元少年Aが綴る生命の手記!

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migku.jpg             <くまざわ書店大手町店twitterアカウントより>

「酒鬼薔薇事件」の元少年A、手記で心情明かす

 若い世代は知らない人も多いと思うが、このネット記事を見て驚いた人は僕だけではないと思う。

 神戸連続児童殺傷事件(1997年)。僕が少年時代、捕まっている時に起きた事件で強く印象に残ってます。当時、麻原の事件と重なって世紀末感が半端じゃなかったですね。

 実は僕が作家になるにあたって影響を受けたのが、永山則夫とこの"元少年A"。

 神戸新聞社の送りつけた犯行声明の中にある、"透明な存在"という言葉が印象的で、元少年Aの書いた『懲役13年』という作文を読んだ時は、少年の心に潜む深い闇と作文内にダンテの詩を引用する高い文章力が入り混じった不思議なもので、その凄惨な事件内容と共に強い衝撃を受けたことを覚えている。

 考えると昨今、心に闇を抱えた少年少女が起こす異常な事件の先駆けだったように思う。

 酒鬼薔薇聖斗と名乗り罪を犯した少年が、事件から18年経った現在、何を考え、過去を振り返り何を思うのか、非常に興味深いです。

 まだ読んでないので感想はまた改めて。


 文=工藤明男