日本のビアガーデンの歴史は半世紀以上!
──そもそもビアガーデンとは、何なのでしょうか?
カシハラ 当クラブでは「ビアガーデン」を「80席以上・野外・一定期間以上」と独自に定義しています。80席未満は「ビアテラス」で、屋内にあるのが「ビアホール」。ざっくり分けると、そんな感じではないでしょうか。
ビアガーデンは、大阪が発祥と言われています。1953年に大阪駅前の第一生命ビルの屋上で開店した「ニユー・トーキヨー」が日本最初の屋上ビアガーデンらしいです。屋上で開催した展示会でビールを出したら、一般のお客様にも好評だったので、翌年に正式にオープンしたそうです。なぜ大阪で「トーキヨー」なのかは聞かないでください。
──ということは、ヒトで言うと還暦くらいですか。けっこう昔からあるんですね。その時代はエアコンもあんまり普及してなかったでしょうから、ビルの屋上は特に気持ちよかったでしょうね。「ニユー・トーキヨー」は、東京の有楽町が本店ですよね。
カシハラ はい。都内で最初にオープンするので、毎年のオフ会の一回目はいつもここだったのですが、今年3月でビルが閉館になってしまい残念です。なんと1937年の建築で、昨年で77歳。地下から4階までビヤホールやすき焼き屋さんなどが入った「全館飲食店」は日本初だったそうです。閉館前には「ビールを77円で提供したり、いろんな感謝イベントを開催していましたよ。
──「ニユー・トーキヨー」がなくなった今年は、一番早かったのはどちらなんですか?

キリン一番搾りガーデン公式ページより
カシハラ 今年は渋谷にあるキリンの「一番搾りガーデン」でした。 一番搾りがメインですが、地域限定ビールを週替わりで出していて、ビールがとてもおいしいです。おつまみも、ピザやスペアリブなどビールに合うものを厳選してますね。
──なるほど、「一番」なんですね。オフ会もこちらが最初ですか?

"アロハ"ナチュラル・ハワイアン・ビアガーデン池袋パルコ店公式サイトより
カシハラ 残念ながら、ここは予約ができないんですよ。なので、最初は池袋「パルコ」で、5月5日に開催しました。
お天気もまあまあで、まずは好調な滑り出しでした。これからもあちこち部員たちが行く予定です。予約がダメでも、もちろん行きます。