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憂国我道会・山口祐二郎のひとりごと

山口祐二郎の『ニコニコ生放送"在特会公式チャンネル"閉鎖の裏側』

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 平成27年5月19日。ニコニコ動画、生放送をおこなう人種差別団体『在特会』(在日特権を許さない市民の会)の公式チャンネルが閉鎖をされた。

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▲閉鎖された公式チャンネル跡地

 在特会側は公式ホームページのお知らせで、ニコニコ動画、生放送を運営する、『KADOKAWA・ DWANGO』(以降、ドワンゴと記述する)が、「規約違反」を理由に「チャンネル閉鎖」の通告があり、具体的な説明は一切ありませんでしたままチャンネル閉鎖をされたと発表している。

 実はこれ、僕がメンバーだった反差別集団『男組』(平成27年3月に解散)の抗議がたぶん絡んでいると思うので書いておく。

在特会のヘイトスピーチ(差別扇動表現)を放置してきたドワンゴ

 ニコニコ動画、生放送の利用規約の禁止事項には、『差別につながる民族・宗教・人種・性別・年齢等に関する表現行為』というものがある。

 在特会はそれなのにも関わらず、朝鮮人を差別するヘイトスピーチを叫ぶ街宣、デモの動画や生放送を配信していた。それなのにも関わらずヘイトスピーチをおこなっている在特会の動画、生放送は、放置されている状態であった。

男組のドワンゴ抗議

 このドワンゴのふざけた対応に抗議をするため、平成25年10月に男組は実際に直接ドワンゴが入っている歌舞伎座タワーで話合いをしている。その際の話し合いの結果、利用規約違反だとされる動画をメールで送って欲しいとの回答だった。

 男組は平成26年8月に、動画をどこがヘイトスピーチなのかを細かい説明付きで送り、平成27年1月には銀座でドワンゴに利用規約を守れとデモをおこなった。

 そして男組解散後は、僕が会長をしている『憂国我道会』が引き続き抗議をしていく旨をドワンゴに伝えていた。僕がドワンゴ関係者に知り合いが多いのもあり、利用規約があるのだからきちんと守って欲しいと内部からも自浄作用が出るように促していた。

企業は差別に反対しろ

 そんな流れの中で、在特会公式チャンネルが閉鎖になった。企業が差別に加担したり放置をしてはいけない。ドワンゴはやっと然るべき対応をしたということだ。この結果に至るまでに男組の他にも多くのグループや人々が抗議をしていた。みんなの差別を許さない気持ちが、大企業を動かしたのだろう。結果的にはであるが僕も関わることができて思ったことは諦めないことの大切さだろう。


(文=山口祐二郎)


山口祐二郎 プロフィール
1985年、群馬県生まれ。歌舞伎町ホストなどを経て、新右翼「統一戦線義勇軍」幹部に。2007年に防衛省襲撃事件を起こし、2012年に脱退。現在は作家・活動家として活躍。 著書に『ハイリスク・ノーリターン』(第三書館)などがある。
山口祐二郎の公式ブログ「火炎人間」http://yamaguchiyujiro4.seesaa.net/