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今井亮一の「情報公開バカ一代」番外編

違反しやすい場所で待ち伏せる「交通違反取り締まり」の意味

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「正論」と「正解」は別物

 警察官の階級章(正しくは識別章)にはアルファベット2文字と3桁の数字が刻印されている。
アルファベットは所属を示す。

「ふぅん、調布署の方ですか」
「そうですが、あなたは誰ですか。名前は何ですか!」

ぽりすめん.jpg

(写真はイメージです)

 威圧し、敵か味方か確かめようとする、いつもの反応だ。

「名前ねぇ(笑)、なんで?」
「私の識別章を見るからですよ」

 そんなバカな理由があるか。しかし、バカな理由でも間髪入れずに高圧的にぶつられると、一般人はひるんでしまいやすい。

 俺は名乗らず、ドライバーに言った。
「取り締まりは基本的に、形が違反かどうかが問題であって交通安全は関係ありません。事故を起こさないよう安全運転をすると同時に、取り締まりからも身を守らなきゃいけない。安全運転してれば大丈夫ってもんじゃないんです。今後は注意しましょうね。それと、免停中の運転は絶対にしちゃいけませんよ。免停だけど仕事のためどうしても仕方ないからと運転して無免許で捕まる、何度も捕まって懲役刑を食らう、そういう人はよくいるんですから、絶対ダメですよ」

 そして俺は立ち去った。このドライバーをすかっと救う方法がないことをもどかしく思いながら。