困った落とし物?アレコレ
ごきげんよう。ちょっぴりごぶさたの大塚です。
すっかり春めいてきましたね。
冬は「寒いねえ、あったまろうか?」とラブホへいらっしゃる方も多いと存じますが、春はやっぱり、「春だー! イヤッホー!」的な感じで、ぜひラブホへいらしてください。
お花見の帰りに寄ってくださる風のお客様もちらほらいらっしゃって(余ったらしい缶ビールなどの袋を提げておられます)、当店も相変わらず多忙な毎日です。
先日は、「予定してなかったけど、思わずラブホに来てしまった」系のお客様からありがたくない「置きみやげ」をいただきました。先行して入室していたフロタン(お風呂担当)の大学生クンが無言の叫び声(なんじゃそりゃ)を上げています。お掃除しなければならないお部屋が多い時は、チームではなく担当箇所を終わらせたスタッフが先に次のお部屋に行くのです。
何だろうと思ったら......ベッドの上が殺人現場状態でした。そしてベッドサイドに「すみません。生理になってしまいました」というメモと共に千円札がありました。
こういう時、男子はだらしないですね。
私は「あーはいはい」と「血液処理袋」にシーツを丸めて入れ、敷パッドと防水シーツを替えて終了です。
「血液処理袋」とは、超汚れたものをクリーニング屋さんに出す時の袋です。思えばすごいネーミングですね。ちなみに他のお店では「血液袋」と呼ぶところもあるそうです。
さくっと片づけ、千円札は「落し物」としてフロントへ。お気持ちはありがたいのですが、これも私たちの仕事のうちですので、お金はいりません。
かえって余分なお金があると計算が合わなくなってフロントが困りますので、今後はお気遣いなくお願い申し上げます。
でも、「汚しちゃって申し訳ない」と思っていただけるのは、ちょっと嬉しいですね。むしろいろんなところに、いろんなものを置いていかれるお客様のほうがインパクトがあります。
たとえばトイレットペーパーのスペアの芯に使用済みタンポ○を入れる方が少なくありません。個人的には、そんな中途半端に細いところ挿入するのではなく、もっと、こう......細いところ(っていうんですかね)への挿入に集中されてはいかがかと思います。
あとは、窓辺に缶ビールの空き缶を丁寧に並べて行かれる常連様(銘柄と本数も決まっています)、電子レンジの中に「今日もハメたよ!」とか謎(?)のメッセージを残して行かれる常連様、ゴム手袋を洗面台に置いて行かれる常連様、と枚挙に暇がありません。
ゴム手袋を見た学生バイト君は、「わざわざ洗面台を洗ってくださっているんですかね」と言ってましたが(笑)、読者の皆様はご存じと思います。前立○マッサージですね。
思えば、こういう変わったことをされる方は春に多い気がします。
そういう季節なのでしょうか。ラブホのスタッフはひと手間増えますが、ウキウキするのはいいことですよねー。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
大塚
都内のラブホ「ホテルニューみのわ」(仮)勤務。就職難のため、思い余って清掃員に。水が合っていたようで結構エンジョイしている日々。週刊実話ザ・タブーにて「マル秘連載!! ラブホ清掃員が明かす『男と女の密室エロマンティク』連載中。ツイッターは@ohtuka_luvho

キレイに見える洗面台にも意外な落し物が!