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俺の、最後の獄中絵日記 第39回

いい刑務所夢気分

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〈前回までのあらすじ〉
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらった後藤武二郎は、住み慣れた?小田原拘置所から、北海道は月形刑務所へ移送されてしまう。ここ月形では、どんな出来事が武二郎を待っているのか? 待望の刑務所編スタート!


いい刑務所夢気分


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2013年(平成25年)1月18日

9工場に配役されると第1棟から第7収容棟に転房。

1~3は古く、4~8は新築だ。

7人房に5人目の俺。

驚く事にエアコン完備、トイレにはファンもついていて、
報知器は電気式で、テレビはリモコンつき、しかも6時から自由チャンネル。

天井の照明も、定番のアクリルカバーの出っ張ったのとは大違い。

まるで安い旅館に泊まっているような気分。

清潔なのだ。

あれほど苦しんでいた鼻炎がピタリと止んだ。

俺の鼻炎の原因はハウスダストだったのか......納得。

二重窓の上、密閉率の高い部屋で、エアコンが暑いくらい汗ばむ。

配られたお茶のヤカンで暖をとる府中や甲府の人たちには申し訳ない待遇だ。

北の刑務所が良いといわれるのは、このあたりの事かな。