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俺の、最後の獄中絵日記 第34回

月形の歴史

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〈前回までのあらすじ〉
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらった後藤武二郎は、住み慣れた?小田原拘置所から、北海道は月形刑務所へ移送されてしまう。ここ月形では、どんな出来事が武二郎を待っているのか? 待望の刑務所編スタート!


月形の歴史

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2013年(平成25年)1月17日


ここの住所は北海道樺戸郡(かばとぐん)月形町ってところだけど、だいぶ昔は月形刑務所とは言わずに"樺戸監獄"って名付けられていたらしいよ。

当時、そこで所長をしていた人の名前が月形清とかいう人で、地域住民のために色々と労を尽くしていたそうだ。

そのため刑務所という嫌われがちの施設も、月形所長のおかげで住民との親交は厚かったという。

それが新しく建てなおされる際、その所長の名前を取って、月形町としたらしい。

そこで、刑務所の名称も月形刑務所になったんだって。

え? そんな話はどーでもいいって?

せっかくオヤジが教えてくれた月形刑務所の名前の由来だから、書き留めたんだよ。

新入訓練も終わり、皆バラバラになって連れて行かれたよ。

工場や舎房の人間関係、作業も生活のルールも、すべてここからが本番だ。

気が重いし、先はまだまだ長いけど、頑張るとするか。

なにしろ"最後の懲役"だからネ。

と思っていたのに、いきなりやらかしちゃったよ。